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オフィスサバイバル道場=会社でできる自然災害への3つの備え

2011年の東日本大震災はまだまだ記憶に新しくて、改めて私たちは地震や津波の恐ろしさを痛感したわけではありますが、もっと恐ろしい事は「そこから何も教訓を学ばない」という事だとは思わないでしょうか?

すっかり復興がなされて、わずか三年弱しか経っていないにもかかわらず、もうあの地震は過去のものとなってしまっている感が一部にはありますが、私はこれは非常に危険な事だと思っています。

自宅にいてもオフィスにいても、いつやってくるかわからないのが自然災害というものですから、恐ろしい経験が風化してしまう前に、再度地震や津波に対する備えを再確認しておきたいと思います。

知識で備えておく

私たちは大半の時間をオフィスか自宅で過ごしています。もちろん旅行に行ったり営業に出かけたりすれば、居場所は不特定多数になるわけですが、基本的な拠点というのは、オフィスか自宅という事になると思います。

オフィスならば比較的頑丈な机などがありますから、地震がきたらその下に入れば良いのですが、自宅にいる時に地震に遭遇したならば、意外と安全な場所が少ない事に気がつきます。

そんな時は三角ゾーンに身を潜めると比較的安全だと言われている事を覚えておきましょう。

三角ゾーンというのはテーブルやちょっとした家具のすぐ脇の事で、もしも大きな家具が倒れてきてもその家具の脇には空間ができますので、そこに身を寄せておけば安全だという事になるわけです。

阪神大震災でも家具による圧死が非常に多かった事実もありますから、大きな揺れを感じたら、丈夫そうな家具のすぐ脇に身を寄せて、三角ゾーンに身を潜めるのが安全であると覚えておくようにしましょう。

そしてもう一点知識として持っておいた方が良いのが、通信に関する知識です。

大規模な自然災害が発生すると、電話やメールが全く使えなくなってしまう事は良く知られていますが、そんな時に力を発揮するのがスカイプなどの第三の通信手段であるということはあまり知られていません。

筆者の経験でも、震災直後すぐにスカイプ電話などは楽に繋がる状態でしたので、普段からIDを取得したり、千円でも良いのでチャージをしておくと、いざという時に本当に役に立ちます。

家族と連絡が取れないといった状況は、冷静な判断を遅らせて二次災害に遭遇してしまうことにもなりかねませんから、このあたりの知識武装はしておくに越したことはありません。

モノで備えておく

防災グッズが一時期品薄になるなど、先の地震で防災意識が高まったのは安心な限りではありますが、これをオフィスにおいておくというのはなかなか難しいのが現状ではないでしょうか?

周囲の目もありますし、何より狭いロッカーに防災グッズを入れてしまうと、日常の業務にも支障をきたし兼ねません。

オフィスには最低限のものしか置けない現状があるかもしれませんから、ここでは最低限持っておきたい防災グッズをご紹介したいと思います。

それは、どこでも行きたい場所を示してくれる方位磁石と防寒シートです。

どちらもかさばらないもので、カバンの中に忍ばせておくことも可能なアイテムですから、携帯性の高さからも外出の多いサラリーマンには優れた防災グッズと言うことが出来るかと思います。

オフィスや出先で被災をした時に、最も役に立つのが場所の情報と寒さ対策です。

避難所となりそうな場所や自宅の場所、そしてオフィスの場所を記憶させられる方位磁石があれば、どんな状況でも知り合いがいる場所にたどり着く事ができますし、防寒シートがあれば、そこにたどり着くまでに寒さで体力が奪われてしまう心配もありません。

どこに向かえば良いのかわからない不安や、寒さと言った因子は、冷静な判断力という、生き残るために最も重要な要素を奪ってしまう事になりますから、これらを守ってくれる防災グッズは、何よりも重要なアイテムであると言うことができます。

自宅やオフィスといった「拠点」にいる事ができないケースが多いサラリーマンには、常にこの二つのアイテムを命を守るために携帯をしておいて頂きたいと思います。

経験で備えておく

今までご紹介した事は知識やモノですが、自然災害で生き残るためには、やはり経験というものが一番大事になってきます。

防災グッズもやはり実際に使ってみるという経験がないと、いざという時にはその力を発揮してくれないものですから、一度はそれらのアイテムを使ってみるという事を私はオススメしています。

そんな時にオススメなのが、実際にキャンプに行って、防災グッズのみで生活をしてみるという事です。

頭ではわかっていても実際にやってみると色々な問題が出てくるのが普通ですから、キャンプでサバイバル生活の駄目出しをしておくのは、非常に有効な手段であると言うことができます。

外部にいる事が多い私たちサラリーマンは、普段からの備えを怠らないようにしたいものです。

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