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あなたの視力はなぜ悪い!?視力回復と目を悪くさせない方法

視力の低下は環境適応能力の裏目

私たち人間はなぜ視力が落ちるのかというと、現代人の生活習慣によって近くばかりを見る生活が当たり前になったことによって視力が低下した、というのはおそらく皆さんご存知でしょう。しかし、ではなぜそうした生活習慣によって視力は低下するのでしょうか?

それは私たち人間に備わっている環境適応能力によるものです。私たちは身体に備わった環境適応能力によって、温度の変化や環境の変化に対応して生きています。

しかし、この便利な環境適応能力が裏目に出たのが近視というわけです。生活習慣が近くのものを見ること中心になることによって、目は遠くを見る必要がなくなり、より近くを長時間見ていられるように徐々に適応した結果が近視なのです。

視力の悪化は集中力や思考力を低下させる

視力が落ちると、私たちにとって良いことはあまりありません。まず、視力が低下して目から入ってくる情報量が減ることによって脳の働きが衰えやすくなり、集中力や考える力を低下させていってしまいます。目が見えなくなると痴呆症の原因ともなるため、視力が良かった人が年をとって老眼になった途端、ボケてしまうというのは正にこのせいなのです。

また、視力が低下することで脳の働きが低下し、セロトニンという安息や充実感を司る伝達物質の不足によって鬱病になったり、自律神経失調症になる可能性も出てきます。目が見えないというのは単純にモノを見る時に不便なだけでなく、こうした問題も出てくるわけなのです。

人は目と脳でモノを見る!

つづいて、視力回復に必要な話をしていこうと思うのですが、視力回復のキーとなるのは、脳みそです。私たち人間は目と脳でモノを見ています。目だけでモノを見ていると思われがちですが、目から入ってきた情報を脳で処理して初めてモノとしてみたものが認識できています。

そのため、もちろん目のピント調節機能や筋肉の衰えもそうですが、それ以上に脳の見る力の衰えが近視の一番の敵なのです。

視力を回復させるには、モノを見る意欲をつけてあげるのが一番先決になります。それも普段の近視中心のものではなく、きれいな景色を見たり、あそこには何があるんだろうというような「モノを見たい」と脳に思わせることが重要です。

あまり近視が酷くない人は、いっそのこと裸眼で生活をして、目を細めずに見えるつもりになってモノを見るようにすることで、脳を刺激して視力が回復した例もあります。それだけ脳のモノを見る力というのは大切なのです。

視力回復には目の筋トレや体操を習慣に!

視力を回復することは可能と言っても、やはり長期的に行っていかなければなりません。そこで、自宅でできて継続して続けられるようなものがベストなのです。視力回復にはまず、目の周辺の筋肉を鍛えることが大切です。

目の回りには様々な筋肉があり、眼球を最適な位置に動かす役目を担ったり、ピントを合わせる補助をします。しかし、筋肉は使わないと衰えますから、近くばかりを見てあまり目を動かさない人や、長い間近視でモノを見る力が衰えている人などは目の筋肉が低下しています。目を上下左右に動かす筋トレから始めましょう。

まずは、顔を正面に向けたまま目だけで上を向きます。そのまま20秒間くらい凝視した後に目を戻しギュッと強く瞑ります。それを上下左右繰り返します。

つづいて、顔の正面に人差し指を持っていって目と目の間のちょうど鼻の辺りで指を前後させます。こうすることで指が近くにくれば目は近くを向きますし、遠くへいけば遠くを向くことで目のピント調節と眼球運動の連携を高めることができます。

ステレオグラムと目の休養

視力回復に良いとされるパソコンの画面や写真などを見て行うことのできる視力回復法もあります。「ステレオグラム」というもので、左右に二枚の画像が並べられており、それらを特別な方法で見ることで立体的に見えるというものです。

誰でも訓練すれば見えるようになりますし、実際にその場にいるかのような立体感が得られますので、視力回復やピント調節にはもってこいです。

また、眼球運動や目の筋トレをした後は目をしっかりと休めましょう。目も筋肉ですから酷使すると良くありませんし、かえって筋肉が凝り固まってしまうこともあります。

こうしたトレーニングは毎日少しずつ継続して続けるようにし、終わったら目をホットタオルで温めたり、お風呂に入ったりとしっかり休めてください。

近くでモノを見る癖を直す

目の体操や脳を鍛える方法など、視力回復の方法はいくつもありますが、やはり一番大切なのは普段の生活習慣です。近くのものばかりを見るようになって近視化したのですから、遠くのものを見たり、近くや遠くを見る習慣を付けることで、徐々に現在のものを見る癖を正していく必要があります。

近くばかりを常に凝視しているのではなく、たまに目線をそらしたり眼球を動かす、遠くにピントを合わせるなどの癖を付けていきましょう。

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