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一発芸はこれに限る!「詩吟」をマスターして人気者になってみよう!

「詩吟」と聞いても日常の中ではあまり耳にしない言葉かもしれません。NHKの教育テレビなどを何気なく見ていると、時々、詩吟に関する番組が放映されていたりしますが、あくまでも「その道」の人向けのコアな番組感は否めません。そうです。特別に意識でもしない限り、まず耳にする事がないのがこの詩吟というものでしょう。

ところが宴会の一発芸にはとても向いている

こんなマイナーな詩吟ですが、さすがに日本の伝統芸能。一発芸でやってみると意外と受けが良いのです。最近はあまり見かけなくなったと言われていますが、どうしてどうして日本のサラリーマン文化。若手の社員であれば、お酒の席などで、この一発芸なるものの披露をさせられる事は結構あるはず。

都会に勤めるサラリーマンであっても例外ではありません。ご自身の勤める会社の行事ではそのような機会はないかもしれませんが、地方のお得意さんの接待ともなれば、お酒の席で「なにか一発!」となる事もしばしば。

そんな時に、「いやー私は…」などとモジモジしていては、なかなか出世の道は歩めません。時代は変わり、そのような「ノリ」は少なくなりつつはあるものの、ここは「それでは、ひとつ」と積極的に「承り」、座の空気を壊さないようにしたいものです。

「詩吟」をマスターし披露してみよう

そんな時に最適なのが、詩吟です。一発芸と聞くと、裸踊りや有名人のモノマネが連想されますが、これらは「その場のウケ」は良いものの、あまり印象には残りません。

どうせ披露をするならば、上品で、そうは言っても受けが良く、かつ、相手の印象に残る一発芸を披露したいものです。そんな時に最適なのが、この詩吟です。

詩吟は江戸時代、中国の漢詩にシンプルな節を付けて詠むという、一種の「精神教養」を身に付ける為のワザとして始められたものですが、独特の発声法からくる重厚さと「わびさび」を感じさせる曲調が日本人の感性に非常にマッチし、特に幕末の志士達に非常に愛されました。

歌舞伎や能といったものと似ている詩吟は、重厚な日本の伝統文化を感じさせつつも、しかし、大掛かりな衣装や設備が必要ない事から、一般の市民の間でも愛好され現在に伝承されています。

とても格好いいのが「詩吟」

そんな幕末の志士達も愛した「詩吟」ですから、まずは理屈抜きに格好が良いのです。酒席の一発芸では、あまり格好が良い出し物は敬遠されがちですが、詩吟には座の雰囲気を壊さない独特の格好良さがあります。

また、先にも述べたとおり、歌舞伎役や能といった「芸能」とは違って、衣装や舞台設備といったものが必要ありませんから、どんな場所でも披露ができるという意味で詩吟は一発芸に向いていると言えます。

ビジネスにも活かせる「詩吟」

そして、詩吟は独特の音階と発声方法のルールを持ってはいるものの、基本的に詠む句というものは自由です。身に付けた曲を詠むのも良いですが、ここは酒席に合わせた歌詞をアレンジして詠み上げると、一層酒席が盛り上がります。

このように、一発芸として身に付けておくととても便利な詩吟ですが、別のメリットもあります。あの独特の発声を身に付けるには、かなり腹筋を鍛えられる事になりますから、イコール、普段のビジネスシーンにおいての発声が非常に良くなります。

一発芸にまでビジネスを関連付けるつもりはありませんが、どうせ身に付けるのであれば、ビジネスシーンでも役に立つスキルの鍛錬ができる芸を身に付けておいた方が、一挙両得で効率的ですね。

そんな詩吟ですが、今でもこの伝統文化を受け継いだ愛好家の方はたくさんおり、また、気軽に詩吟を勉強できる「詩吟教室」もあちらこちらで開催されています。

興味がある方は、ビジネスマン向けに夜間コースを実施している教室もあるようですので、インターネットなどで調べてみてはいかがでしょうか?

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