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なんでわかってくれないの?理解される事を手放し自由になる方法

理解して欲しい・・・わたしは昔からそういう思いが強い子供でした。大人になった今でも、まだそういうところはありますが、自分を理解してもらう事に価値をおかなくなってからは、人と衝突する事も圧倒的に少なくなりました。わたしの場合は、濡れ衣を着せられたり、間違った認識をされるとすごくイヤな気分になりました。

特に、恋人や家族といった近しい人にはどうしてもわかって欲しかったのですが、やはりわかってもらえない事と、理解されても気持ちがすっきりする事はないというのもわかったんですよね。なのでそれを求める意味が、合理的に考えてなくなったと言った方が正確なのかもしれません。

特に苦しい事ほど、他人は理解してくれません。たとえば、あなたが深い闇を持っていたとしても、他人はそれを受け入れようとはしません。自分まで闇に引きずり込まれてしまうという不安があるからです。なので、闇を抱えていたとしても、誰にも言わない事をおすすめします。

あなたが求めているのは一体なんでしょうか?理解されたあとに何を期待しているのでしょうか?理解されれば、その問題に対する傷はなくなる?緩和されると思っていますか?いえ、絶対に変わりませんし、他人が自分の事を理解する事などありません。これはちょっとショックかもしれませんが、事実です。

たとえば、長年連れ添った伴侶や両親、恋人が自分の事をわかってくれている・・・あなたはそう思っているかもしれませんが、彼等は受け皿があるというだけで、あなたを理解しているわけではありません。そして理解してもらっていると思いたいあなたの願望に過ぎません。

長年付き合っていると、その人のパターンというものが見えてきます。思考のパターンだったり、行動や言動のパターンだったり、癖だったり。それはその人が持っている個性のようなものであり、その人を理解している事にはなりません。

人間の深層心理というのは自分でも気づかないほど、自分でも長い事観察してもわかる人とわからない人がいるほど、深く、見えにくいものです。

それを他人に理解してもらおうなんていうのが土台無理な話なんですよね。そして仮に100%理解してくれたとして、それが一体なんだというのか、そしてあなたは何も得るものがない事に気づくはずです。

あなたが、なんでわかってくれないの?と癇癪を起こすのは、自分の思い通りにならない苛立ちであり、相手にその答えを求めている自分の弱さなんですね。

人の心というのは常に満たされない状態と隣り合わせです。そして、それは誰と付き合おうが、どんな絶世の美女と付き合おうが、宝くじで高額当選しようが、満たされる事はありません。お金が手に入れば、そのお金の使い道に悩みますし、そのお金を守る苦しみに苛まれます。

美女だって老いれば醜くなりますし、そうしたらまた若くてきれいな美女を・・・なんて男性には女性は寄ってきません。仮に寄って来たとしても、その男性は何か特別な魅力を持っているからであって、お金なり、突出した能力だったりするわけです。なので、そういった事はさっさと手放した方がいいですね。

自分の心を満たせるのは自分しかいないという事に気づきましょう。他人は満たしてはくれません。自分の心が満たされるかどうか、すべて自分次第なんです。

なので理解を手放してしまいましょう。自分の欲求とはよそに、意外にこの人、自分の気持ちをわかってくれるんだな・・・と思うくらいの方が、相手にも自分にも負担がなく、予想外の報酬で嬉しくなるものです。

そして相手への感謝の気持ちも生まれるでしょう。理解しようとしてくれてありがとうって気持ちですよね。また、受け皿になってくれる人に対しては、常に感謝の気持ちをもたなくてはいけません。受け皿になるというのは誰でも出来る事ではありませんし、相当な神経を使います。時間もなくなります。

そこまでしてあなたを支えようとか、理解してあげたいって思うその姿勢って、本物だと思いませんか?偽善でもなんでもありません。純粋に、あなたが好きだから、あなたが大切だから、守ってあげたい、理解してあげたい、味方になってあげたいというとてもキレイな気持ちです。

また、その時は受け皿になってくれなかったと、また理解してくれなかった時と同じように相手を責めたりしてはいけません。相手には相手の都合というものがあり、その時病気だったのかもしれませんし、何か深い悩みを抱えていて聞いてあげる余裕がなかったのかもしれません。

そこでこの人は冷たい人だ!・・・などと簡単に決めつけて答えを出してしまうと、関係が終わってしまいますし、そんな事では人間関係をうまく築いて行く事は不可能です。

すぐに答えは出さずにゆっくりじっくり見据える。そして理解も何も求めない。自分で自分の心は満たしましょう。自分が自分の事を理解しておけば、別に他人に理解される必要はないのです。

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