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同じ言葉でも、使う人によって結果に違いがあるのはなぜ?

なぜウケない?という経験はありませんか?

いい言葉やギャグを仕入れて試しても、いまいちウケが良くないといった経験がある人も少なくはないかと思います。同じ言葉なのに、あの人が使うとウケたり感心されるたりするのに、なぜ自分が使うとダメなんだ?と思ってみたり・・・・しかし、これにはちゃんとした訳があったりします。

借り物の印が見え見えではありませんか?

いい言葉でも、そのまま使ってどんな場面でも感動されたり納得されるという訳ではありません。時と場面によっては逆効果になる事さえあるのですから、何も考えずに言葉だけに頼っていたら、いい評価が得られないのは当然といえるでしょう。

タイミングも考えず、枕詞も無しに他人の言葉を使ってみても、その言葉にはなんの重みも無いばかりか、借りてきたなというのが丸わかりですので、人の心に響く事は滅多にありません。まずは、借り物の言葉を自分のものにできるまで咀嚼をするという事も必要といえます。

そして、その言葉を使う場面をいつかいつかと待っているのではなく、自分の言葉として咀嚼をして重みをつけた後は、使う場面を待つ事はやめましょう。本当に自分の言葉になっている場合には、自然と使うべき場面になったらスッとその言葉が出てくるはずです。

無理にタイミングを合わせようとすればするほどズレてしまうのは、その言葉が自分の言葉になっていない証拠とも言えるでしょう。

笑いの方向性にも向き不向きがあります

ギャグに関しても、その人によって合う合わないといったものもあります。お笑い芸人にしても、全ての人が同じような笑いの種類ではないように、それぞれにあった笑いというものがあるのです。一発芸が得意な人がいれば、毒舌が得意という人や、それぞれが自分に合った笑いを追求しているのでしょう。

テレビやCMでウケているからといって、それを自分がやってもウケると考えるよりも、まずは自分に合った笑いとは何か?という事から考えたほうがよいかもしれません。お笑い芸人でもないのに、無理をして笑いを取ろうとすればするほど周りは冷めていきます。

相手に理解されていなければ伝わりません

言葉を自分のものにして使い、タイミングも上手くいったのに相手の心に響かないという場合もあります。それは、やたらと相手に理解されにくい難しい単語を使い過ぎていたりする場合です。同じような言葉を使うにしても、話の中で簡潔な説明を入れるか入れないかでも大きな違いが出てしまいます。

同じ単語を使って話すのに、あの先生の授業のほうが分かりやすいといった場合もあるのは、簡潔な説明が入っているかどうかの違いがある場合も多々あるのです。

落語がわかりやすいのが、同じ噺でも落語家によって味わいや印象がまったく違ってきます。同じ言葉なのに、まったく評価を得られないという人は、まずは落語を聴いて言葉の重みや間というものを勉強してみるのもいいかもしれません。

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