> 趣味・ライフスタイル > 手軽に野菜をとる!ミネストローネの作り方

手軽に野菜をとる!ミネストローネの作り方

野菜、足りていますか?忙しい日々の中、ふと気がつけばラーメンやパンなど、簡単なもので食事を済ませてしまいがちです。この簡単な食事、おなかを膨らませるのにはとても重宝なのですが、栄養面で言えば偏りがあって今一つ。その自覚はあっても、毎食一から自炊する時間をとるのは結構大変なもの。

そこで今回は、休みにたっぷり作っておけば後は温めるだけで手軽に野菜が摂れる、簡単ミネストローネスープの作り方をご紹介します。

ミネストローネの材料

ミネストローネとは、トマトをベースにしたイタリアの野菜スープのことです。洋食屋さんで定食などに添えられてくることもあり、日本でもかなり浸透しているようです。

材料にこれが入っていなくてはならないという決まりはなく、各家庭によって、また季節によってもばらつきがあるようです。今回は、栄養面はもちろん、冷凍保存してもおいしく食べられることを念頭にして材料を選定しました。

材料:
ニンニク・・・2かけ
オリーブ油(なければサラダ油でも可)・・・大さじ2
ベーコン・・・50g
タマネギ・・・3個
人参・・・1本
キャベツ・・・1/4個
セロリ・・・1本
エリンギ・・・1パック
いんげん・・・1袋
水・・・1200cc
トマトの水煮缶(カットしてあるもの)・・・1個
コンソメ・・・3個
塩・胡椒・・・少々

ほとんどのミネストローネのレシピでは以上の材料にじゃがいもが加わりますが、じゃがいもは冷凍すると水分が凍ってしまい、解凍した際に水分が抜けてすかすかの触感になります。

そのため解凍後の味が多少落ちるので、今回は材料から外しました。冷凍せずに食べきる予定の方は、じゃがいもを3個ほど入れるとより食べごたえのあるスープになりますよ。

材料の下ごしらえ

まずすべての材料の下ごしらえを済ませます。炒めながらの下ごしらえは、意外と手間を取るので、焦げつかせてしまいがちですからね。

にんにくはみじん切りにします。包丁の腹で押しつぶし、繊維をつぶしてから刻むと、香りがよく立ちます。ベーコンは一口大に切ります。ブロックの場合は、1cm角に切ります。

タマネギは粗めのみじん切り、人参、セロリ、エリンギ、いんげんは1cm角にカットして下さい。キャベツも他の野菜と大きさを揃えるように切ります。 なお、芯の部分は甘みが強く、火を通すと美味ですので、捨てずにカットしておきましょう。

煮るのではなく、まず炒める!

下ごしらえが済んだところで、いよいよ調理にとりかかります。今回はスープなのですが、炒める作業から始めます。

「そんなの面倒くさい。スープなんだから全部放り込んで煮ちゃえばいいんだろ?」と思った方、ちょっと待って下さい。実は材料をそのまま煮て作ったスープと、炒めてから作ったスープとは、出来上がりはよく似て見えても味はかなり異なります。

特にこのミネストローネの場合には、炒めることで食材のうまみがひきだされ、ぐっとコクのあるスープに仕上がるのです。他にはカレーなども同じように炒めてから煮ますよね。ちょっと手間ではありますが、おいしいものを食べるため、ここは手間を省かずにいきましょう。

鍋にオリーブ油を入れ、刻んだにんにくを全部入れます。火は入れた後につければ慌てて焦がす心配がありません。火は弱火で、にんにくにほんのり色がつくまで木べらで油となじませるように炒めていきます。

にんにくの色が変わったら、ベーコンを入れてよく炒めます。ベーコンは炒めることで香ばしくなり、スープに奥深さを出してくれるので、しっかり炒めましょう。

続いてタマネギも投入して、透明になるまで炒めます。タマネギは味の決め手になります。塩を少々振って炒めると、味がよく出ておいしくなります。その後は、火の通りにくい人参、セロリ、キャベツの芯の部分、エリンギの順に投入して炒めていきます。野菜を加える事にほんの少量ずつ塩を足すことで、よりおいしく仕上がります。ただし、入れすぎると塩辛くなりますので注意してくださいね。

ここで水を全量入れて中火で煮ていきます。全体に火が通ったら、キャベツの葉の部分といんげんを入れます。これらの野菜は火が通りやすいので、この段階で入れることでうまみを残します。

そして煮えた頃にコンソメをいれ、少し煮込んでからトマトの水煮缶を入れます。ホールトマトの水煮缶を用意した方は、入れる前にカットするか、鍋に入れる際に手でつぶしながら入れて下さい(種などを含んだ水気が飛び散るので注意!)。

20分ほど煮込んだところで味をみて、好みで塩・胡椒を足して、完成です!後はジップロックなどに小分けにして冷凍すれば、電子レンジで温めるだけでいつでも野菜たっぷりのスープを食事に添えられます。

インスタントのスープと異なり、自分好みに作ったスープは、満足感もありますし、なによりほっとできます。日々の仕事が忙しくて疲れている人にこそ、ミネストローネ作りはおすすめですよ!

スポンサードリンク
スポンサードリンク