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音楽をもっと楽しむためのアーティスト数珠繋ぎの法則

皆さん、音楽を聴いていますか!?老若男女、古今東西、音楽は今も多くの人に親しまれています。今回はアーティストとアーティストの繋がりや関係性を知って、よりいっそう音楽を楽しむための方法をご紹介します!あなたの好みに合った新しいアーティストに出会えるチャンスです。

ビートルズも人の子である

人がひとりで生きていないのと同様、音楽家だって自分ひとりの力だけで新しい音楽を紡ぐということはないのです。かの有名なビートルズだって、彼ら自身がまた憧れたアーティストがいました。ロック以外の音楽や、同時代に活動していた他のアーティストにも影響を受けているのです。リスナーは、そういったアーティスト同士の関わりを知ることで、音楽を多角的に楽しむことが出来ます。それでは、どのようにしてアーティストの関わりを探っていけば良いのでしょうか?

自分の好きなアーティストを掘り下げる

アーティストについて知るには、インタビューの記事を当たるのが最短ルートです。まずは自分の好きなアーティストを心の中で決めてみてください。誰でもOKです。今回ここでは、先に挙げたビートルズを例にとって話を進めていきます。ビートルズはバンドとして過去最大の成功を手にしたアーティストです。その人気の分だけ、雑誌インタビューや映像資料も多く残っているので、情報を集めるのも容易です。

好きなアーティストが憧れたアーティスト

ビートルズのリーダー、ジョン・レノンが憧れたのがエルヴィス・プレスリーです。ロックンロールの創始者とも言えるエルヴィス・プレスリーですから、影響を受けないほうが難しいですよね。ロックンロールの象徴とも言える、スリーコード(和音の流れのひとつ)やセブンスコードをカントリーに取り込むスタイルの影響は、ビートルズにも確実に見て取ることが出来ます。

また、ジョン・レノンは同時代のカリスマ・アーティスト、ボブ・ディランにも憧れたようで、「悲しみはぶっとばせ 」 (”You’ve Got To Hide Your Love Away”)という、ディランの影響が色濃く出た曲を書いています。仮に、ビートルズが好きなリスナーがこの曲を気に入れば、必然的にボブ・ディランはどういった曲を書いているかが気になってきますよね。このようにアーティスト同士の関わりを数珠繋ぎにして捉えていくことで、自分の出会える音楽が増えていくのです。

好きなアーティストと同時代のアーティストたち

ビートルズが活躍した頃、同時に活躍していたバンドとして有名なのが、ザ・ローリングストーンズや、ザ・フーです。どちらのバンドも個性的ですが、もうひとつ、ザ・ビーチボーイズというバンドとビートルズの関わりに面白いエピソードがあります。ビーチボーイズのリーダーであるブライアン・ウィルソンは、天才ソングライターとして実質一人で数多くの楽曲を手がけていました。1966年、ブライアン・ウィルソンが『Pet Sounds』というアルバムをリリースすると、ビートルズのポール・マッカートニーがその作品の斬新さにショックを受けます。

そして、制作の心に火がついたポールが積極的に舵をとって作り上げたのが、ビートルズ初のコンセプトアルバムにして、「超」がつくほどの名盤、『Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band』でした。その発売の後に、今度はブライアン・ウィルソンが『Sgt. ~』に影響を受けて新作に取り掛かるのです。その作品は『SMILE』と名付けられますが、諸問題で未発表のまま時が流れます。そして2004年、『SMILE』はビーチボーイズ名義ではなく、ブライアン・ウィルソンのソロ名義でようやく発表されました。アートに歴史あり、ですね。こういったエピソードにまた、ロックファンの好奇心はくすぐられてしまうわけです。この話にはまだ続きがありますので、気になった方は調べてみてくださいね!

ビートルズの影響を受けたアーティスト

ビートルズは後進の多くのアーティストに影響を与えました。今、日本で活躍しているアーティストはビートルズの影響を受けていない人の方が少ないと言えるほどです。つまり、日本で自分の好きなアーティストがいれば、いずれその枝はビートルズに辿りつくという事です。きっと図にすると、とてつもなく大きなフローチャートが出来ることでしょう。そして、今もその枝は脈々と受け継がれているのです。

一度、こういった音楽の楽しさを知ってしまえば、もっと音楽のことを知りたくなってきます。知れば知るほど、より深い楽しさが心に生まれることでしょう。今回はビートルズを例に取りましたが、皆さんも手始めに、自分の好きなアーティストについて、調べてみてくださいね!音楽がもっと楽しくなりますよ!

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