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どんな問題の下にも恐怖がある?恐怖と思い違いの関係とは?

「人から嫌われてるなぁ」なんて悩みを持っていたら、人と接するのが嫌になったり怒りが出たり、あまりいいものではないかもしれません。ですが、それは本当でしょうか?嫌われている、お金が無い、友達がいない、そんな悩みに感じることも自分で思い込んでいるだけの時があります。

どんな悩みも恐怖が原因?

悩みはどんな人にあっても、それを悩みと思うのか思わないのか、また同じ状況でも悩みになるのかチャンスや面白さになるのかも違います。たとえば人と話すのがワクワクする人もいれば、人と話すのが怖いという人もいて、それは過去の経験によって出来事の反応を人それぞれ違う形でしていることから来ています。

その根底には痛みと気持ち良さがあり、痛みに感じることは避けて気持ち良いと感じることを行うように人は行動するようです。それが分かるところと分からないところがあり、じゃあなんでやりたくない仕事や勉強をして毎日過ごしている人がいるんだと疑問に思うかもしれません。

そこには役割と自由意思の2つがあり、役割の中でやることは自由に出来ない痛みがありますが、役割から抜けたらもっと痛いことが起こると感じています。

たとえば、勉強をしなかったら赤点を取って先生や親に怒られる、場合によっては先生が家に来ることもあるかもしれません。仕事をしなかったらお金がもらえない、生活出来ないし家族を養えなかったり見放される可能性があるかもしれません。

それならやりたくない痛みを感じながらも役割の中にいたほうが安定という気持ち良さを得ることが出来るでしょう。そして、そうした痛みの底には恐怖があり、その恐怖を避けるために役割の中で過ごしたり、たとえその恐怖が必ず起こることじゃなくても抜け出せない人もいます。

その悩み、勘違いかも?

こう考えると、悩みは出来事に痛みを感じてから同じような出来事が起こると、それを痛みだと判断して体は拒否するために嫌な感情を出して教えてくれます。なので、他の人と同じ状況でもそこで楽しさを感じた人はそう感じるでしょうし、そこで悲しさを感じた人はそう感じるでしょう。

付き合っている恋人が付けている香水を嗅ぐと幸せな気持ちが湧いてくる人もいれば、別れた恋人が付けている香水を嗅ぐと悲しい気持ちが湧いてくる人もいるでしょう。そうしてちょっと違う角度から気持ちを見ていくと、「これは痛みだ!」といった勘違いによって起こることもあるかもしれません。

たとえば誰かと喧嘩して仲が悪くなったら、今までの自分の振る舞いが悪いんだと思い、その自分を否定してしまったらどうなるでしょう。すると、人と接する時は常に今まで出していたありのままの自分の一部を閉じ込めた状態で役割に入っていれば、恐怖からコミュニケーションを取っていることになります。

そうなると人と接するのが疲れたり怖くなったり、またあの時の自分で接したら人と喧嘩する恐怖と隣り合わせのような状態です。

ですが、それは一部の人だけの喧嘩で相手と自分あってのことですから、全ての人がそうなるというわけではありませんし、もし全ての人とそうなったとしても喧嘩して終わりではなく、その後の対応の仕方が分かって納得する結果が出せれば、人と喧嘩すると余計に仲良くなれることにワクワク出来るかもしれません。

なので、何か気持ちに痛むことがあっても、それによって自分を否定したり悩みにするのではなく、別の可能性を考えたり、その一部だけで起こったことで違うところで違う人と同じことをしたら違う結果になったかもしれません。それは勘違い、思い込み、思い過ごし、早とちりといった言葉になるかもしれません。

恐怖を和らげるには?

とはいえ、頭ではそう分かってもその状況になると体が反応して、さらに今まで冷静に考えたら分かっていたことも分からなくなることがあります。恐怖を和らげて今まで恐怖に感じていたことを違う気持ちを感じることで、自然と思考も行動も変わってくるでしょう。

そのためには色々な方法があり、恐怖の度合いによってもアプローチが違うのですが、やりやすく簡単な方法は言葉遣いを変えることです。それで和らげることが出来ない時は気持ちを深く見ていくことが大切ですが、そこまで強い恐怖じゃない時は言葉遣いで変わることも出来ます。

それは、心の動きを使う言葉で、たとえば嫌われていると思う時「どうせ嫌われてるんだ」とか「やっぱり嫌われてるんだ」と心の中でつぶやきがちです。それなら、同じことをされた時にそうつぶやくなら、「どうせ自分は好かれるんだ」とか「どうせ愛されるんだ」といったことに変えてみてはどうでしょうか。

すると、同じ出来事でも解釈を変えることで、今までの思い込みによって余計に出来事への恐怖や痛みを強めていたものを弱めることが出来ると思います。

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