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個人情報保護法の施行によって人間関係が希薄になった?~前編~

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2013.10.15

先日、夫の話で「最近の新卒の自己紹介では、大学名を言わなくなった」というのを聞きました。自己紹介で大学名を言わずに自分の研究内容だけを話すのだそうです。そして、趣味や特技の話も全く無しだそうです。

これではその人の実力もその人の性格も何もわからないのではないかと思います。個人情報保護法の施行によって、秘密主義の人が増えた→心に壁を作る人が増えたのではないでしょうか?

実際、個人情報の流出で被害に遭う事件があるから仕方のないことかもしれません。しかしその弊害で、近隣・学校・社会での人間関係が希薄になったのは事実です。

人間関係は本当に希薄になった?

今の時代、「相手の心に深く踏み込まない」のが礼儀のような社会になりました。しかし、相手のことをよく知らなければ、相手の心に踏み込んでいない証拠です。相手と深くかかわれば、相手のプライベイトが自然と見えてくるものです。

でも、相手の住所や親のことは知らなくても、仲良くしたり遊ぶのに何の支障もありません。しかし、仲良くなると言葉の端々から相手のプライベイトが自然と見えてくるものでしょう。

それでも、パワハラ問題が社会問題となってからというもの、飲み会や懇親会の参加も自由ですから、そういうコミュニケーションの場に参加しなくても仕事に支障はないのです。

「昼休みくらい独りで寛ぎたい」と思う社員も増え、先輩と仲良くなろうと努力する人は少ないと聞きます。嫌われなければ仕事に支障が無いという考え方です。「一緒に働く同士」なんていう考え方は古いようです。「仲間」という考え方も薄いかもしれません。

昔のように今では連絡網なんてありませんから、社員の住所録を作って回したりしません。連絡先は、携帯とアドレスだけで十分だという事です。お中元やお歳暮、ヴァレンタインやホワイトディ、年賀状、暑中見舞い・残暑見舞いなんて仕事には関係ない、という考え方です。

確かに、「そんなもの無くても仕事には関係ない!」と言ってしまえばそれまでです。実際、その慣習が義務化してしまえば、その時期の出費は大変なものです。ですからそういう慣習は無くした方が合理的です。

しかし、日本人の慣習として、「お世話になったらお礼がしたい」「感謝の気持ちを戴いたらお返しをしなければ!」という心温まる贈り物の瞬間は心を通じさせるきっかけとなるものです。年賀状だって義務化すると面倒ですが、親しい人から戴いたら嬉しいものです。

だから、親しい人の間では、個人情報をお互いの合意の上で交換しているのです。そして、会社の規定とは関係なく、お互いの関係でお中元やお歳暮といった「季節のご挨拶」ではなく、お土産のやり取りとしてお盆休みとお正月休みに帰省した度に行っていては、結局同じことです。

こういった贈り物のやり取りや親しい間柄での飲み会等で、会社だけでなく個人的に親交を温めているのです。こういう人がいる一方、昼食も飲み会も参加しない人もいます。そういう人のプライバシーは全く知られていません。それだけでなく、どんな人なのかも知られていないのです。

実は、そういう人に対しては、嫌いではないのですが、「誘っても嫌がるかな?」といった配慮から誘わないのが通常です。もしかしたら誘って欲しいかもしれませんが、本音でものを言えず遠慮しているのです。

本当は思っていたよりも気さくで楽しい人かもしれないのに、どういう人かわからないので、相談したり情報交換をしたりもしません。だから、ある程度煩わしくても付き合いをしなければ、情報を得られず、損をする事も多いかもしれません。

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