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人間関係のトラブルは、建設的な解決策の提示が一番!その理由は?

人間関係がこじれた場合、心理学では対人葛藤と言います。その場合は建設的な解決策の提示が一番です。その理由と、心理学的な葛藤の種類を紹介します。

人間関係の中でのトラブルは様々な形で起こりますよね。例えば、3人共同で本を書いて収益を分配しようという約束だったのに、1人が書いた割合が多かったので、その人は利益を書いたページ数で按分しようと言い出し、もう一人は、自費で出資した割合で按分しようと言い、最後の一人は、3人で出版しようと発案したから発案者のメリットを主張する。

こういう人間関係のトラブルの事を対人葛藤と言います。実は、対人葛藤には三種類あります。その三種類は利害葛藤、認知葛藤、規範葛藤です。では、それぞれどういう葛藤なのでしょうか?

利害葛藤とは?

実は冒頭のたとえ話は利害葛藤なのです。それぞれの利害関係が絡み合い、その事でトラブルになるというケースを利害葛藤と言います。利害葛藤で顕著な事と言えば、やはり財産分与でしょうか?

寝たきりの父が亡くなって、息子夫婦3組に対して、法定相続通りの按分という事で収まるかに見えたにも関わらず、寝たきりの面倒を見た長男夫婦が、その分大変な思いをしたのだから、按分の割合を増やしてくれと言い出した。それによって他の夫婦たちも争いに加わる事に。こんな風な利害に関する葛藤が利害葛藤です。

認知葛藤って何?

上司「さっさと売り上げを上げるためにこのA商品を売って来いよ!」

あなた「このA商品はお客様のニーズがありません。B商品ならニーズがありますので、B商品で提案したいのですが」

上司「何を言ってるんだ!A商品の方が利益率が高いじゃないか!」

あなた「しかし、あそこのお客様はA商品はオーバースペックだから廉価版のB商品でいいと仰ってました。オーバースペックの部分は使われないと思いますよ」

上司「いいんだよ!そんな事。あればいつか使うかも知れないだろ?そんなお客さんの事ばかり心配してないで、自社の利益を心配しろよ!」

あなた「しかし、あのお客様は上得意先ですよ!信頼関係をなくす事をすれば、それこそ後から利益を減らす事になりますよ!」

上司「先の事はいいんだよ!とにかく売って来い!」

あなた「社会貢献度の低い仕事をするくらいならもう辞めます!」

この様に、価値観や仕事観、考え方の違いによるトラブルを認知葛藤と言います。主に、意見の相違から露呈する葛藤です。

規範葛藤って何?

あなた「ちょっと、うちの家の敷地にお宅の木が入ってきていますよ。いつも落ち葉が大変なんですよ」

お隣さん「え?ちょっとくらいいいじゃない。そんなにめちゃくちゃ入っている訳では無いんだから」

あなた「ちょっとどころじゃないじゃないですか!ここからはうちの敷地なんだから、ちゃんとルールは守って下さいよ」

お隣さん「そんな事くらいでガミガミ言わなくても良いじゃないの」

あなた「ついでだから言わしてもらいますけど、お宅、夜の10時以降にピアノを弾くの止めて下さいます?うちは毎朝早いから早寝なんです。寝られないんですよ」

お隣さん「いいじゃない、BGMみたいでしょ?」

こんな風に、ルールやモラルに関する事での対人トラブルを規範葛藤と言います。

この様に、人間関係には様々な対人葛藤が起こります。そして3種類の葛藤に分類されるのですが、実はこの3種類が一つずつ現れるとは限りません。同時に複数の葛藤が現れる事もあります。

例えば、最初は財産分与の事で喧嘩をしていた家族が、だんだんその言い方などでケンカをし出すと、財産分与の利害葛藤から、言い方など規範葛藤も加わってきます。

最初は部下に、営業に出る時はキッチリとした服を着なさいと叱りつけましたが、営業が最近はこういうファッションが流行っていて、お客さも特に問題なく受け入れてくれているという様な言い合いをした時、最初は服装の規範葛藤だったのが、そこに服装の考え方の認知葛藤が加わっています。このように、複数の葛藤が組み合わさる場合もあるのです。

対人葛藤の解決策とは?

対人葛藤が起きた時の解決策は、建設的に解決策を提示する事です。対人葛藤の時の論点になりやすいポイントに、どちらが正しくてどちらが間違えているという事があります。

しかし、別に正解を求める必要はありません。それよりもお互いにとって最も良い解決策を考えるという方が、はるかに建設的です。先ずは自分から建設的な解決策を示せば、相手も建設的に乗って来てくれるでしょう。

しかし、そんな時に自分の利益しか考えていない解決策だった場合は、相手は再び対決してくるでしょう。そうならないためにも、決して自分の都合だけでなく、相手の都合や事情、利益や考え方にも配慮をして、建設的な姿勢を見せる必要があります。

仲良くしようと思っても、常に相手に感謝をしていても、対人葛藤は起こります。起こってからの解決方法によって、一層の信頼関係が築けるかも知れません。

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