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一夫多妻を含めて家族の在り方を見直そう

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2014.04.09

外国の家族観を調べてみると、実にさまざまなスタイルがあります。これらを参考にして自由な発想で「家族」をとらえ直してみれば、日本の家族の未来課題が見えてきます。

非婚家族の増大

家族の形はその国の文化の写し絵です。そして今、多くの国家で直面しているのが、家族観の急速な変化です。どうやら世界中で、従来の家族の形態がじわじわ崩されつつあると見ていいようです。

女性の社会的地位の向上というものが、性の解放と同時進行していまして、「非婚家族」の温床になっています。離婚も増加し、離婚・再婚に伴う「連れ子」の数の増大も目を覆うばかりです。そして当然、家族そのものの形態がモザイクのように複雑なものになってきました。

シングルマザーと私生児たちの行方

若者のシングルライフ志向は地球規模で進んでいます。日本でも顕著ですが、いくつになっても結婚しない、同棲していても入籍しない、結婚よりも自由を選ぶ、子育てで拘束されるのが嫌、1人の方が経済的にも気楽でいい、結婚なんて古い観念だ――といった思考が支持されていて、独身のまま一生を過ごす男女が増加しています。

アメリカなどでは、十代の未婚の母が急増しています。シングルマザーがさらに重ねて子を産みますから、片親家族がどんどん増えて父親の影は薄れる一方です。悲劇も生まれてきます。孤独な私生児たちのケアが大きな社会問題にもなってきました。

各国でのそれぞれの問題

ロシアでは若い女性の中絶率が異常に高くなる一方です。政府はフリーセッ●スの広がりに頭を痛め、あれこれと緊急対策を立てているようです。

アジアも例外ではありません。大家族主義であった韓国でも、夫の両親と同居することを嫌う妻が増えて、かなりの勢いで核家族化が進行しています。インドでは「ダウリ」と呼ばれる持参金に絡む問題も多く、極端な嫁いびりが依然として絶えないという情報もあります。

イスラム教の結婚観

イスラム社会は、やや特殊な家族観に貫かれています。この社会では、家族というのはアラーが定めた規律であって、人間が歴史的に作り上げた制度ではないとされています。家族制度は人類の創造とともに存在した規範でありまして、人類はこの規範によってこの世に生み出されたものであり、その逆ではないのです。

そしてイスラム教において、信仰は家族規範の根幹にあるものですから、イスラム教徒は当然イスラム教徒としか結婚することができません。結婚はアラーの僕として手を携えて暮らす契約ですから、もし夫婦の片方が信仰を変えたりしたら、即離婚となります。

一夫多妻制の論理

また、イスラムでは男女は平等であると言っていますが、その役割にははっきりした相違があると言います。妻は家庭の中を守り、子の教育を担当します。夫の責務は、家族の糧を得ることです。結婚は、放蕩な人生から身を守るための城だと言います。預言者モハメットはこう言っています。「家庭は世界の中で最良の場所である」と。

皆さん周知のように、イスラムでは一夫多妻が認められています。これは男尊女卑だと思われがちですが、彼らの論理ではそうではないのです。一夫一婦制では、例えば戦争があり男が少なくなったとき、あぶれた女は一生未婚で通すしかありません。さもなければ不義密通をするか、売春婦になるかです。彼等は言います。「見せかけだけの一夫一婦制社会では、妾が多数存在し売春が巷に溢れて、私生児が悲劇を生んでいる。それよりは余裕のある者が妻を複数持った方が、妻の地位も安定し社会が乱れずに済むではないか」と。

貞操観や墓制もさまざま

良い悪いはひとまず別として、お国柄により家族観は全くと言っていいほど異なっています。イスラム世界では純潔や貞操が非常に尊ばれており、家族の意義が甚だしく重要視されていて、アメリカなどの家族状況とはまるで別世界です。

日本では、家という概念で「先祖代々の血筋と伝統」を象徴している部分が濃いようです。墓制を見ると、今でも「何々家代々の墓」と記してあるものが少なくありません。とは言え近年では「散骨」するという人々も増え、家の観念よりも「無」に還ろうとする意識が濃くなってきたのかもしれません。

社会に開かれた家族でありたい

これからの日本人は、どんな家族観を持って暮らすべきでしょうか。それは各人多様であってよいのですが、一つ言えることは、「内と外」の観念に縛られた閉鎖的な家族にしてはいけないということです。地域に向かって開かれた家庭・家族であってほしい。血筋も大事でしょうが、養子縁組も大歓迎、里親制度ももっと充実させるべきです。多様な家族の在り方を見据えて、幸せな家庭を築いていきましょう。

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