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人に気を使って言われっぱなしの人が失いがちな自分の尊厳とは?

あなたは人に気を使って何を言われてもにこにこしているタイプですか?それとも好きも嫌いもしっかりと主張するタイプですか?どちらが良い悪いではありませんし、どちらにもメリットデメリットがありますが、そのままの自分でいることで辛さやコミュニケーションの悩みを感じることはありませんか?

この人は悩みなさそうと思う人でさえ、聞いてみると沢山悩みを抱えていたり、いつもにこにこしている人は人から嫌われることを恐れていたり。そんな表面では分からないことを見ていくと意外な発見があり、それが周りの人、そして自分を深く理解するきっかけになることがあります。

なんでそんなに気を使うの?

面白いもので、なんでそんなに気を使うの?と思う人からなんでそんなに気を使わないの?という人まで色々なタイプの人がいると思います。なんでそんなにテンション高いの?という人からなんでそんなにいつも元気ないの?と思う人もいるかもしれません。

気を使う人、人に優しくて友達も多い人はいつも包んでくれるような優しいところやその人がいるだけで癒されたりリラックス出来る人がいます。ですが、そんな人の中でも自分の主張を抑えてでも相手を立てたり、自分に強く当たってくる人がいても自分のせいにしてその場を収めようとする人がいます。

学校や職場でもいじめや喧嘩に繋がるパターンにはこの人が関係しがちで、なんでこんな優しい人をいじめるんだと悲しい気持ちになることもあるかもしれません。

ですが、いじめる側が全て悪いわけではなく、いじめられる側にも少なからず原因があるのも確かで、もしタイプの違う人ならいじめられていなかったとしたらその人のタイプが関係しているかもしれません。

優しさの代わりに手放しているもの

もちろん普段は優しく癒し系の人でも何かを言われたら意見を主張するタイプの人もいますが、中には何も言えなかったり本心を言えない人もいると思います。その人の中でも言いたいことが言えずに怒りがどんどん溜まっていき、後から爆発するタイプの人や、オドオドした状態から抜け出せない人もいるでしょう。

後から怒りが爆発するタイプの人は、その時に言えなかった自分への怒りが相手に投影されて、だんだんと蓄積していき一気に噴き出るような形です。相手は自分の鏡なので、相手が悪いというよりその時言えなかった自分への怒りが相手に投影されているといえます。

それは、自分の尊厳を主張しない自分への怒りでもあり、自分の正当性や対等性のバランスが欠けていることを主張しないことへの怒りでもあるといえます。それを当たり前と思って行動に移している人は、普段から怒りがそこまで蓄積されず爆発するということもないのではないでしょうか。

そうした優しいように見えてもそれを受け入れて優しい人なのか、それともオドオドして言えない人なのかでは、本人自体が苦しむと思います。

なぜ自分はそこまでダメな自分で振る舞ったり気を使いすぎて自分の意見まで言わないようにしているのか、それによって自分にも怒りが溜まり相手とのコミュニケーションのバランスが悪くなるのなら、もっと自分を傷つけない形で関係を変えることも出来ると思います。

本当の優しさ

相手のためを思って怒ったり意見を言ってくれる人は、本当の意味で優しいのかもしれません。もちろん相手に気を使って相手に合わせることも優しさですが、状況によっては相手に気持ちをしっかり伝えることが相手にとって大きなきっかけになることもあります。

家族でも親が子供のためにビシっと言う時も、そこに恐怖よりも愛情から話す親が多く、それによって子供の安全のためになることがあります。もちろんそれもバランスが大切ですし、なぜ自分がそれを言うのか動機を知ることも大切ですが、ただどんな状況でもほんわか何も考えずに幸せそうにするのは現実逃避をしていることもあります。

これは成功している人にも言えることで、一度何らかのビジネスで成功してそれ以上成長させる必要がないと感じた時、その先に進むリスクを取る代わりにその状況でい続けることを選択する人がいます。

ですが、人はストレスがない状況が幸せというわけではなく、そこにやってみて夢中になれるチャレンジがあるから満足感や充実感を得ることが出来ます。なので、新しいことに踏み出すチャレンジによって充実した人生を取り戻すことが出来るのは、そうした周りの人を含めた現実を見たくない人がなりがちな状態です。

そのためには、自分と相手の状態、気持ちを意識してみて相手が自分に強く言ってきたり何か主張するようであれば、自分はもっと考えることが何かあるかもしれないと考えることも出来ます。すると、相手との心の距離が近くなり、相手と分かりあえるような感覚になるでしょう。

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