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怒りはちょっとずつ出すより、一回で発散したほうが楽になる?

あなたは怒りっぽいタイプですか?
それとも普段はニコニコして怒ったら止められないようなタイプですか?

中には全く怒らずずっとニコニコしている人もいるようですが、人の感情はポジティブでい続けることはどんな人にとっても難しいようです。それより、ネガティブな感情も上手く出すことで、より楽で自分らしい人生にすることが出来ます。

怒りは金利がかかる?

怒ることに対して色々な意見があります。「たまには愚痴ったほうがいい」「怒りたい時は怒ったほうがいい」そんなことを聞くと、人によって色々な反応をすると思います。「そんな怒るなんて心が狭い人だ」と思う人もいるかもしれませんし、「怒るっていっても怒り方があるだろう」と思う人もいるでしょう。

怒りや悲しみなどの感情はどれだけ頭で理解していても上手くバランスを取ることが出来ないのが感情のクセでもあります。そんな怒りにはどうやってアプローチすればいいのかというと、1つは一度に怒りを感じ尽くすということです。

本当は怒っているのに怒っていないふりをして周りに無理にニコニコして合わせることが出来ても、やはり長くは続かないでしょう。そうした無理は周りにも感情的には影響していて、周りの人は感じ取ります。

また、毎日少しずつ怒りを出していても、それは借金をしているようなもので、残っている怒りに対してまたちょっとずつ怒りが蓄積されるので、毎日少しずつ出しても溜まることを考えるとあまり減っていないかもしれません。

なので、怒りは一度に感じ尽くすとそれ以上感じる必要がなくなり、別の新しい気持ちが出てくるでしょう。それは、感じ尽くすまで見えることが無かった明るいイメージが出てきたりします。

気持ちは感じ尽くす

ポジティブな気持ちもネガティブな気持ちも、こうして感じ尽くすことでより深い感情を感じることが出来るでしょう。中途半端に感じたり、感じないようにするからその感情がさらに膨れ上がったり触れると怖いものだと思って感情から逃げようとしますが、ポジティブな感情だけを感じようとしてもそれだとバランスが悪くなってしまいます。

怒りも感じ尽くすと聞くと、怒り狂うイメージがあるかもしれませんが、それは怒りを感じ尽くす状態ではありません。怒りから逃げようとしたり怒りを感じたらそのまま行動で表現しようということではなく、ただ静かに怒りを感じるのです。

すると、最初はイライラとして感じていたこともゆっくりと体の中で消えるような感覚になるでしょうし、感じ尽くそうとしている時は怒りなのか何なのか分からないような感じになるでしょう。ネガティブな感情は人間である以上出てくるものだと分かれば、必要以上に怖がる必要も逃げる必要もありません。それが出てきたら感じ尽くすという流れが出来れば、上手く対応出来るでしょう。

虚しさという気持ちから逃げようとして遊んで気持ちを紛らわそうとしたり、一時的にはそんな気持ちから逃れられるかも知れませんが、長期的に見たらその感情に振り回されることになりかねません。

中にはそれから逃げることが人生だと思っている人もいるほど、勘違いしやすいことでもあるので、自分の感情との付き合い方はしっかり考えておきたいことでもあります。

思ったことは言うようにする

思ったことも口に出さず心に溜めていると、それが怒りや不安、その他の感情となって蓄積することがあります。言えないのは言うことで、相手から嫌われたり怒られたりするリスクを感じるからでしょう。ですが、これも心の動きの1つで、勇気を出して話すことが出来れば、きっと傷つくことはありません。

ですが、傷つくことを恐れてずっと気持ちを隠していれば、その分ずっと傷つくことになるでしょう。そうやって言わないことが傷つくことになっています。「もっとこうして欲しい」という相手への不満を感じている時点で、普段の自分とは心が痛んでいる自分になっているのではないでしょうか。

ですが、思ったことを口にするとそうやって傷つく前に自分の納得が出来る形になったり、もし相手が怒ったとしても自分の気持ちを話したことは傷つくことにはなりません。なぜ、こんなややこしい心の動きがあるかというと、人の心は良くも悪くもリスクを感じることを避けるようになっているからです。

そこに、こうすればこうなるよという的確なアドバイスがないため、カウンセラーやコーチと呼ばれる人が頼りになりますが、自分の中で守らなくていいものを守ったり、やっていいことをやらなかったりすることで、こうした心と現実のギャップに苦しむことになるようです。

今回の怒りについても同じことで、出てきたらそれを感じ尽くしてみると、新しい自分を発見出来るかもしれません。

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