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人を嫌な気分にさせない反論の方法。イエス・バットの手法

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2013.10.05

人から言われた事に反論したい時に、あからさまに反論してはいけません。先ずは相手の発言に理解を示してから反論しましょう。そんな上手い方法のイエス・バットの手法を紹介します。

否定的な人っていませんか?

こんな人、あなたの身近にいませんか?こちらの考えを否定してくる人。あなたが自分なりの客観性や、過去の経験原則に基づいて話をしている時に、「それは間違ってる!」といきなり否定してくる人。

もっとたちが悪いのが、あなたが様々な勉強や実践をした事で得た内容を相手に話したら、全くその知識が無い人が、単純にイメージや感覚だけで「そんな訳ないよ!」という風に否定する人。

どちらの場合も、否定を受けたあなたは心中穏やかではない筈です。正直こういうのでムッとする事って誰しもありますよね。これは、あなたの話の内容に対して、違う考え方を展開されたから違和感を覚えたという事もあるかも知れませんが、それ以上に、その反論のされ方に一番の原因があります。

いきなり否定から入られた事がその一番の原因です。逆の立場で、もしも相手が言っている内容にあなたが反論したい時は、言葉の初頭効果を使いましょう。

初頭効果とは

言葉の初頭効果というのは一体なんなのでしょうか?心理学には初頭効果というのがあります。これは第一印象が大事だという考え方です。初対面の人を瞬間的に判断して、人はその人がどういう人なのかを識別し、その時の印象が後々まで続くという傾向にあります。

その初頭効果というのは、実は言葉にもあるのです。ですので、先ずは印象の良い肯定的な言葉を使って、その後、自分の主張をしっかりとしましょう。そういう方法をイエス・バットの手法と言います。

イエス・バットの手法の実践

イエス・バットの実例を紹介します。例えば、あなたはお酒の中でワインが一番おいしいと思っているとします。

相手「やっぱお酒はビールが一番おいしいよね!」
と言った時に、
あなた「いやいや、ワインが一番おいしいよ!」
と言ってしまうと、否定語から入ってしまう事となります。イエス・バットの手法で返答をしますと、
あなた「そうだね。でも僕はワインが一番おいしいと思うよ!」
という様に、一旦は「そうだね。」と肯定する言葉を使うのです。

そうすると、相手は言葉の初頭効果を感じて、一旦は肯定されたという心理になるのです。その後に否定されても心情的な負担は軽くて済むのです。勿論、ビジネスシーンでも有効活用が出来ます。

お客様「今度の商品は余り売れて無いんじゃないの?」
という事に対して、
あなた「いえ、そんな事はありません。過去最高の売り上げですよ」
というと、先ほどの例同様に否定から始まっています。イエス・バットの手法を使って、
あなた「そう思われるかも知れませんね。ただ、実は過去最高の売り上げなんですよ」
と言うと、一旦お客様の言った言葉を肯定しています。

この様に、相手の心情に配慮するのがイエス・バットの手法です。

お誘いを断る時のイエス・バットの手法

イエス・バットの手法はこんなシーンでも使えます。例えば、人からお誘いを受ける場合などに登場させる場合が多いです。

上司「今夜あたり一緒に飲みに行かないか?美味しい居酒屋を見つけたんだ」
こんな時にイエス・バットの手法を使って断ると、
あなた「ありがとうございます。ただ、今日は先約があって行けないんです。随分以前からの約束でして。また誘って下さい」
という様に、一旦肯定してから、その後はハッキリ断ります。

この時に重要な事は、肯定した後に、ちゃんとハッキリと断るという事です。ここを曖昧にしてしまっては、ひょっとすると上司はあなたが行くという風に誤解をしてしまうかも知れません。ちゃんと肯定してからハッキリと相手に確実に分かる様に断りましょう。

先輩「来週ワイン会を皆でやろうと思っているんだけど、良かったら来ないか?男性が少ないから来てくれると助かるんだけど」
あなた「有難うございます。面白そうなイベントですね。ただ、その日はちょっと厳しいかも知れないですねぇ」

という様な返答の場合、先輩の目線では、一旦肯定されてから、厳しいから行けるかどうか分からないという事で、保留になっています。あなたはこれで断ったつもりかも知れませんが、ハッキリとした結論を言わないと、代わりの人を探してもらう時間などもある訳ですから迷惑になってしまいます。

あなた「有難うございます。面白そうなイベントですね。ただ、その日は予定がありまして参加出来ないんです。また誘って下さいね」

という様にハッキリと断りましょう。この様に、イエス・バットの手法はあなたに都合の良い断り方に思えるかも知れませんが、実は相手の気持ち配慮をするという思いやりの法則です。相手の気持ちを考えて、決して無下に否定をせず、一旦肯定をしてから反論をするという基本を覚えておいて頂いて、ぜひとも活用して下さい。

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