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音楽理論のすすめ!譜面をマスターしてより練習や作曲を効率的に!

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楽器を演奏したり、音楽を嗜んでいく上で譜面というものは欠かせません。私たちが当たり前に字を書くように、譜面は音楽を記録しておく大切な文字です。練習をしたり、作曲をして他人に見せたりする場合に、譜面があるととても便利です。今回は音楽の基本ともいえる譜面をマスターしていきましょう。

譜面は多くの場面で必要な知識!

譜面は、音楽を記録したり相手に伝える場合に言葉の代わりとなる大切なツールです。私たちが当たり前に言葉を字にして記録するのと同じように、音楽を記録するには譜面が必要不可欠です。

現在では記録するメディアが便利に幅広く普及しており、いつでもどこでも考えたものを録音したり録画したりできます。しかし、このように便利な記録メディアが低価格で誰でも手にできるようになったのは、つい最近の話です。しかも、音楽が各地で広がっていった時代にはそんな記録メディアすらありませんでしたから、譜面は唯一の記録手段だったのです。

そして、記録メディアは時代によってどんどん変わっていき、レコードからカセットテープ、CDからMD、さらにはデータやメモリというふうにどんどん変わってきています。レコードはレコードでしか再生できませんが、遥か昔の時代から変わらず存在し続けているのが譜面です。

譜面に記録すれば、その譜面がなくならない限りは、いつの時代でもその曲を知ることができます。バッハやベートーベン、モーツアルトなどの曲が現在でも多くの人に親しまれているのは、その譜面が残っていたからです。

まずは音符の長さを学ぶ!

では、譜面を書けるようになる前に、まずは譜面を読めるようになる必要があります。そして、譜面を読むことができれば、譜面を書くことも簡単にできるでしょう。

譜面には音符と呼ばれる、音の音階を示す記号が並べられます。そして、音符にも色々な種類があり、それぞれが音の長さに違いを持っています。たとえば、四分音符は一小節に4つ入る音です。メトロノームを最適な早さで鳴らして「ワン・ツー・スリー・フォー」のそれぞれ一つずつの長さが4分音符の長さです。また、一小節とは4分音符が4つ入る小分けされた区間のことで、2分音符だと一小節に2つ、全音符だと一小節に1つが入ります。

その他にも16分音符や8分音符、さらには32分音符などもありますが、これはあまり使われません。また、休符は実際に演奏をしない「間」の部分になり、これも音楽をやる上ではとても大切ですから、休符も大切な記号になります。

その他には、クラッシックでしか使わない記号というのもあります。たとえばフォルテやメゾフォルテなどの強弱記号などは、基本的に自由な音楽であるジャズやロック、ブルースには使われません。

譜面のおこし方を参考にする

いきなりクラシカルな譜面をおこそうとしても、それはなかなか難しいでしょう。それぞれのジャンルによって譜面に書かれることの密度も変わってきます。クラシックの譜面では非常に細かな音符や強弱まで克明に記録されます。逆にロックの譜面などではコード進行のみの記録ということも多々あります。

また、譜面は大きく「リズム譜」と「メロディ譜」に分かれています。譜面の始まりの一番左側に「&」のような記号を見たことがあると思います。これを「ト音記号」と呼び、メロディ譜であることを物語っていますし、「ヘ音記号」がはじめに書かれている譜面はリズム譜で、ベースやコントラバスなどの低音楽器隊用の譜面です。

ト音譜とへ音譜では、同じ音でも音符の記入場所が変わりますので注意が必要です。自分が今おこしたいジャンルの譜面を見て参考にするのが一番でしょう。簡単な音楽理論の本を購入すると、全て譜面の記号や見方も書いてありますが、現在ではネットで検索して学習することもできて便利な時代になりました。その都度、わからない表記のしかたがあれば、実際に聴いてみたり検索をして調べてみるといいと思います。

譜面を簡素化するのに便利な記号を使う

譜面には、音符や休符、強弱記号ともまた違った記号が記載されていることが多々あります。それも特に直接譜線内ではなく、譜線の外側などに記載されていることがあります。これらは譜面を簡素化したり、同じ進行の繰り返しを省略するのに便利な記号であったりします。

たとえば、リピート記号というものがあります。その指定された譜線内を2回繰り返すというものです。その他に「セーニョマークとダルセーニョ」では、D.S.と書かれたダルセーニョから譜面内のセーニョマークへと戻る記号です。曲の中で1番と2番で同じことを繰り返す場合などによく使われます。

さらに「ダカーポ」では、指定されたマークのあるところまで譜面を飛ばすことができます。基本的にはダルセーニョとセットで使われることが多く、一度セーニョマークへ戻ってもう一度進行し、不要な箇所を飛ばして最終セクションへと移る場合などに便利な記号です。

セッション譜を作曲に活かす!

譜面の書き方がわかれば、譜面をいつでもおこすことができますし、譜面が書けるということは、譜面が読めるということですので、非常に便利です。また、バンドなどをやっている方であれば、基本はクラシックの譜面のような一から十までガッチリ書いてある譜面ではなく、「セッション譜」と呼ばれる簡素化した譜面が主流です。

クラシックでは強弱の付け方から細かな音使いまで決まっていますが、バンドでは個々の抑揚やアレンジ、表現力が重視される音楽であるため、キーやテンポ、大まかなコード進行に、決めの部分の譜割りなどのような要点部分しか記入されていない譜面がほとんどです。

セッションの現場では、こうしたセッション譜を元に個々が演奏をする形になります。もし、現在バンドで作曲を担っているのであれば、一から十までカッチリ作ってしまうよりも、個々の能力を活かしたセッション譜を渡してあげる方がより表現力も上がります。また、譜面があることで練習の進み具合も変わってきます。単純に考えて、例えばギターボーカルがベースやリードギターの分も考えるよりも、その道の専門家にアレンジを委ねた方がより良い曲になりやすいです。

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