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今が一番美しい!自家用車で行く雲海ツアー

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2014.03.14

雲海を見たことありますか?

言葉ではよく知られていながら、実際にそれを見たことがある人はそんなに多くない現象といえる「雲海」。雲がまるで大海原のように広がり、そのところどころに顔を出す高山がまるで島のように見えるところから名付けられた。

多くの人が写真などで見たことがあるにもかかわらず、本物を見た経験がある人がそれほど多くないのは、ひとえにそれを観測するための条件をそろえるのが難しいという理由によるものである。

まず、ご存じのとおり雲は海抜高度の低いところには発生しづらいため、雲海を見るためのスポットはある程度の高度が必要とされる。上から見下ろす形にならないといけないからだ。

さらに季節も限定される。意外なことにきれいな雲海がみられるのは早春と晩秋がほとんどで、ほかの季節は湿度の高さと気温の低さのバランスが取れず、なかなか発生してくれない。さらに風があると雲が霧散してしまうので、できるだけ無風状態が望ましい。

これらの条件を考えると、有名な雲海の鑑賞スポットの多くが本格的な登山を必要とする高山の上か、あるいは特殊な地形をしていて一年に数回のみ観測できるといったような難易度の高いところばかりになるのもさもありなんという気がする。

しかし、そのような苦労をしなくても、かなりの確率で雲海を観測できるスポットが存在する。しかもそれは、いま世界で最も注目されているといってもいい観光地「富士山」である。

雲海鑑賞も日本一の山

富士山にはいくつかの登山口があるが、メジャーなものは基本的に5合目をスタート地点にしている。

そこまでは自家用車やバスなどで行き、そこから登山を始めるというのが一般的なので、5合目までは整備された道路があり、アクセスも容易になっている。登山シーズン中は何十万人も訪れる山なので、当然駐車場も大きい。

登山シーズンが終わると多くの5合目は閑散としてしまうが、それでも少し賑わいを残し続けるのが、通称表口と呼ばれる静岡県・富士宮五合目だ。この時期に来る人の多くは、見事な雲海を見るために訪れている。

実はこの富士宮五合目は、現在自家用車で乗り入れることができる日本最高所で、標高は2400m近くになる。ここまで来ると多くの雲ははるか下を飛び、雲海を形成する。

また富士宮口から見下ろすと、富士のすそ野のすぐ足もとまで駿河湾が伸び、吹き付ける海風がいきなり高度を上げることになるので気温が一気に下がり、良質な雲を提供しつづけてくれる。

これらの理由から、ここでは夜明けとともに広大な雲海が広がり始め、天気が良ければそのまま昼ごろまで観賞し続けることができるのだ。

注意してほしいこと

ほかの5合目ではなかなかこれほどの雲海を見ることはできないし、また時間も短くなってしまう。人気の高い山梨側の富士吉田五合目は、御来光を見る人には人気だが雲海向きではないし、何より有料道路を経由しないと行くことができない。

なぜこれほど富士山が注目されているのに雲海については知られていないのか、大きな疑問ではあるが、おそらく上記のとおり登山のハイシーズンにはそれほどきれいな雲海が観測できないため、知名度が上がらないのが原因ではないかと思う。

車で来られるためカップルにも人気のスポットだが、早朝は氷点下近くまで下がることがあるので上着だけはしっかりとしたものをご用意いただきたい。

富士宮五合目にアクセスできるのは例年11月末までなので、興味のある人はぜひ一度訪れてみてほしい。

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