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平成生まれの若者は人間関係が少し変!?

某深夜番組の街角アンケートで、友人の数は「平均84人」だというデータが放送されました。別の朝のニュース番組でも朝の通学中の高校生にアンケートを取ったところ、友人100人以上、親友数十人といったデータをビックリ数字として報じていたのを見たことがあります。

これは、SNSの友人だそうです。リアル(現実の世界)ではいない人も多いのだそうです。顔も見えない友人は本当に助けてはくれません。協力したり一致団結したりして熱くなることを「ダサイ」とも思っているようです。

でも、私達はリアルの世界で生きているのです。リアルの世界で熱い思いを体験したら、SNSの無機質な仲間は物足りなくなるのではないかと思います。

新入社員さんの不思議

夫の会社での出来事です。新卒で入社した新入社員さんが3人異動してきたので、朝の朝礼で新入社員の紹介ということになったのだそうです。

ところが運の悪いことに、挨拶の途中に館内放送が入りました。それも他の部署の防災訓練についての内容の放送だったので、関係ないと言えば関係ないのですが、新入生諸君は全員館内放送が入っている間どんどん自己紹介を進め、館内放送の間に3人とも自己紹介を終えてしまいました。

その結果、新入社員さん達の自己紹介は、ほとんど聞こえないまま終わってしまったそうです。司会者のいない朝礼なので、彼らの自己紹介を止める人もいないままだったそうです。但し、先輩達はとても不思議に感じたそうです。

この話を聞いて、私はとても不思議に思いました。まず、マイクで話し続ける新卒君達、聞いてもらおうという気持ちはないのでしょうか?義務で早く終わらせようと思っているだけで、これからお世話になる先輩達に自分を知って頂こう、というご挨拶の気持ちはないのでしょうか?

次に、どうして新入社員の自己紹介を止める人がいないのかも不思議です。これから一緒に働く新入社員君達の自己紹介のチャンスを聞き逃してしまっても良いのでしょうか?不思議に思ったのなら、放送が終わるまで自己紹介を一時停止させたらいいのに、と思いました。

多分、新入社員君達はどうして良いかわからず、誰も止めないので話し続けたのでしょう。前の人がそうだったので、次の人もまた次の人も館内放送が流れる中自己紹介するなんて、新入社員君達もきっと不思議な気持ちだったのではないかと思います。

一方、先輩達は、普通なら話すのを止めて視線で助けを求めるか、「話し続けるんですか?」と聞いて来るものだと決め付けていますが、新入社員君達にそんな勇気が無かったことに誰も気が付かなかったのと、「館内放送の中、平気で話し続けるから不思議な光景だった」と驚いているのです。

平成生まれの若者と昭和生まれの人達の心の隔たり

私は傍観者だから気付いたのかもしれませんが、「最近の若者はわからん!」と勝手に決め付けているようです。私は、新入生諸君は、「さぞ話し難かっただろう、可哀そう・・・」と思いました。

でも、普通はどうして良いかわからず、そういう態度が表に現れるものだと思いますが、平然と話していたのならそんなに気にしていないのかもしれません。会社の方達も、せっかく話しているのに、館内放送で止めてしまっていいのかと戸惑いを覚えたのかもしれません。

自分達と違う反応をされると戸惑うものなのかもしれません。セクハラ・パワハラが問題視されている昨今、部下とどう接していいのかわからない上司が増加中だとニュースで報道されていたのを聞いたことがあります。「部下に頼んで気を遣うよりも、自分でやった方が気が楽!」なんて言ってる人もいました。

その報道を聞いた時に、「そんなんじゃ若い人が育たないじゃない!」とか、「管理職なんだからしっかりしないと!」なんて上司の方が意気地が無いような気がしたように思います。でも、今は思うのです。無反応な若者にどう反応していいのか戸惑っているのかもしれませんね。

リアル(現実)の友人よりもSNSの友人の方が気が楽な若者は、リアルの人達に対しては対応の仕方に慣れてなく、冷めた感じで無表情なのかもしれません。「リアル??」と言っている世代の人達とは感じ方が違うので、お互い慣れるまで時間がかかるのかもしれませんね。

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