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「母体を取るか、赤ちゃんを取るか」と選択を迫られたら!?~その1~

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2013.08.04

「母体を取るか、赤ちゃんを取るか」と選択を迫られたら、男性は決まって母体(妻の命)を選択します。でも、妻は自分の命より赤ちゃんの命を守って欲しいのです。

赤ちゃんは既に生きています。人間なのです。それなのに簡単に殺すわけにはいきません。しかも妻にとって赤ちゃんは、愛する夫の遺伝子を持った命であり、自分の分身なのです。妻の選択は初めから決まっていますが、男性や親達の選択も妻・娘・嫁の命と決まっているのです。この究極の選択はどちらが正しいのか、難しい問題でしょう。

妻の母としての気持ちをしっかりと理解しましょう!

妻は、お腹の中で赤ちゃんの成長を感じて産み月を迎えます。命が日々育っていくのを感じ、胎教に悪くないようにと、何をするにも赤ちゃんへの影響を考えながら日々暮らしています。羊水と胎児の重みで10kgを抱えて暮らしているのです。赤ちゃんを常に抱っこして生活しているようなものなのです。

法的に胎児は「モノ」と捉えられています。だから相続も産まれる前から権利があるはずなのに、産まれた後からしか権限を主張することができません。でも、お腹に赤ちゃんのいる母親にとって胎児はモノなんかではなく、命なのです。生きている赤ちゃんなのです。

それを感じながら生活している女性が、自分の命と赤ちゃんの命の選択を迫られたなら、私でも迷わずに子供の命を選びます。母親なのですから。母親になってから、自分の命より重い存在を目の当たりに感じた気がします。たとえ泣きたい気分の時でも、胎教のことを考えて、笑って考え方を前向きにできたのです。

「母は強し!」という言葉は本当だと実感したことがあります。以前の私ならあり得ない強さが生まれたのです。子供を守るためなら何でもできるのです。実際おかしなことですが、自分を凄いと客観的に思えた自分がいました。

そんな大切な赤ちゃんを私は流産した経験があります。自分のお腹から命がいなくなった空虚感だけがいつまでも残っています。ショックでしばらく泣き続けました。夫がいなかったら自殺も考えたかもしれません。私はその時の夫の優しさに感謝しています。

それでも夫は、私が悲しんでいる私の気持ちを想像できても、赤ちゃんの存在の実感がまだ無かったのだそうです。でも、私には夫も私と同じように悲しんでいるように見えました。そのくらい夫は私を労わってくれました。夫からすると、妊娠して喜んでいる妻の姿を毎日見て、「自分が父親になったんだなぁ~」と思いながらも、何となくまだピンとこなかったのだそうです。

でも、あれだけ喜んでいたのに流産してどんなにショックなことだろう、と私の気持ちを心配して、早く立ち直って元気になって欲しいと思っただけだったのだそうです。「子供はまた作ればいい」というのが本心だったのだそうです。驚きです。

こんなに胎児に対する妻の気持ちと夫の気持ちには大きな差があるのです。妻は赤ちゃんの成長を実感し体感しているのに対し、夫は想像するだけなのですから仕方ないのかもしれません。

母親に「赤ちゃんはまたできるよ」といったような気持ちはあり得ないのです。お腹の中にいた赤ちゃんの代わりは存在しないのです。その赤ちゃんを失った喪失感を、世の父親である男性にももっと理解してほしいと思います。男性が思っている以上に女性の喪失感は大きいのです。

母体と赤ちゃんの命の選択を迫られたとき

母体と赤ちゃんの命の選択を迫られたとき、夫だけでなく妻の気持ちがわかる姑や妻の母親でさえ嫁・娘の命を迷わず選択します。どんなに孫を望んでいても母体よりも孫を選択する姑や母親はいません。男だから妻の母親としての気持ちが分からないわけではないのです。客観的に考えたら「赤ちゃんはまたできる」と思うのが普通なのでしょう。

それでも、姑や妻の母親は、嫁・娘の母親としての気持ちは十分に理解できるでしょう。だからあまりにも今命の選択を迫られている母体となる嫁の意思が強すぎたら、姑は何も言えなくなるかもしれません。

しかし、お腹を痛めた母親は違います。母親にとってはお腹を痛めた子供の命が何よりも一番なのです。今母体か赤ちゃんかと迫られている娘の立場と全く同じなのに、真っ向から娘の意思に反対します。それだけ母親の思いは強いのです。

でも、多くの場合、強引に母体の命が選択されるでしょう。自分では結論を出すことはありませんが、医師だってそちらの方が良いと思っているのです。

母親の気持ちもありますが、夫の気持ちもあるのです。まだこの世に誕生していない赤ちゃんより、妻・嫁・娘の命の方が優先されるのが世の常でしょう。胎児の命を実感しているのは妊婦である母親だけなのですから。だから、母体の命が優先されるのは仕方の無いことなのです。

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