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眠れない。ベストな睡眠時間は何時間?忙しい現代人の睡眠事情!

今年は猛暑で眠れない日が続いた。睡眠不足で仕事にならない。睡眠時間は8時間を確保したかった。そんな思いを抱えた人も多数いただろう。

昔から言われている『睡眠時間=8時間がベスト』は本当だろうか?仕事は重なり、疲労がたまっている時は8時間でも足りない気がするし、気が張っている時は5時間でもOKのような気がする。忙しい時は、一日中ゴロゴロしていても足りない気がする。

学生時代の助教授が「睡眠時間は5時間で十分」と言っていた。理系で徹夜実験も多い上に、実験で得た多量のデータ解析を25年前のコンピューターで解析していた。仮眠室があり、仮眠をとっては徹夜作業の繰り返しをしていたので、睡眠時間5時間は贅沢だった。

日本人の平均睡眠時間は7時間14分

NHKの国民生活時間調査では、日本人の平均睡眠時間は7時間14分で、40代と50代の世代が7時間を切っている。30代の世代も7時間は超えているが平均以下だ。

謎の多い睡眠のメカニズムで、睡眠中はレム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)が繰り返されていることは周知の事実だ。人によって個人差があるが、この繰り返しは90分前後だ。

眠りの浅いレム睡眠時に目覚めると心地よい睡眠を得られたと感じる。このレム睡眠は15分程度なので、ベストな睡眠時間は、6~6.2時間、もしくは7.5~7.7時間となる。あながち8時間睡眠がベストが嘘とは言えない。

寝過ぎは体に毒という説も

睡眠と死亡率の因果関係を調べた調査もあった。7時間前後の睡眠をする人が最も死亡率が低く、世間で言われるロングスリーパーやショートスリーパーの死亡率が高かった。

多忙な現代人で、少しでも睡眠時間を削ろうと思う人も多いが、体質的にショートスリーパーであれば良いが、意識して体質改善をしても仕方がない。自分に合わせた睡眠時間が必要だ。

また寝溜めや睡眠時間を十分に取ろうと考えるのも、自分の体内時計が狂うだけの結果になりかねない。レムサイクルから考えると、いつもの睡眠時間+1.5時間が良い。それ以上の寝過ぎは逆効果となり、不眠症や鬱病の原因となる。

ストレスの多い現代人には20分の昼寝

ショートスリープで満足できる人は、ストレスをため込まないために短い時間で満足できる。逆にロングスリーパーは、ストレスをため込むためストレス解消時間が必要になるらしい。

ストレス解消はノンレム睡眠で行われている。ストレスの多い現代人にとって睡眠が必要なのは、このためだ。それを解消するために、睡眠に関する多くのレポートで提唱されているのが、『昼寝時間』の確保だ。

昼寝時間も30分以下が望ましいとされている。20分程度の昼寝時間を確保し、仕事の効率を上げている人も多い。30分以上となると、体内時計が狂うばかりか夜の睡眠に影響が出るからだ。

ベストな睡眠時間は人によって異なる。無理に体質改善するのでなく、自分のベストな時間を確保することが必要だ。ストレス解消や疲労回復には睡眠が必要だ。生きていく上での最大の資本は健康体だ。寝過ぎることなく、昼寝の効用を活かし、無理にショートにすることのない睡眠時間をお奨めする。

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