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つらーい便秘の原因は腸の変化にある?その具体的対処法とは

「胃相」「腸相」って知っていますか?人の顔の人相と同じように、面白いことに消化機能の「胃」や吸収機能の「腸」にもそういった相があるのです。

胃は口から入ってくる食べ物を胃液などを使い消化作業にかかり、そして腸で必要な栄養を吸収して、いらないものである老廃物を身体の外に追い出す働きをしてくれています。当然、食べているものの質で変わってくるのもあり、食生活を改善していけば当たり前だけど健康になりますね。

では女性にとって辛い便秘というのは、どうして起こるのか知っていますか?一週間も便が出ない乙女もいるのですが、この便秘には大腸自身が主犯格なものと、食生活やストレスなどの精神的なものから起こるものがあるのです。

大腸が原因というのは、なんとなくわかりますね。働きが悪くなるのだから、病気などで大腸の道が狭くなったりして便が通りにくくなった場合に見られるものや、菌による炎症で狭くなるものもあります。腸炎などを起こしてから便通が悪くなったという人もいるくらいです。

そして女性に多いのが習慣性便秘というやつで、腸管の緊張が極度に低下してきて、「ぜんどう運動」という大便を送り出すのに働く腸のエンジンである自然な収縮と緊張の動きが低下して、大便が肛門から発射されなくなった状態を言います。

乙女は大便を不潔と思うあまりに便をなるべく出さないようにする人もいるくらいですから、精神的でもあるように感じます。大腸でも人によって違いがあるのは、腸が長い人はどうしてもポコッと下がりがちになり、便秘大国の日本人の特徴として、

1.痩せている、子供を産んでいる
2.運動不足
3.腹筋力がない

これらに便秘というのがありがちになりますので、心当たりのある人はたくさんいますね。まず、女性は妊娠によって腹筋が伸ばされるので、赤ちゃんを産んだ後に放っておくと腹筋がデローンとたるんでくるものです。

女性は赤ちゃんを産んだら引き締める!と心掛け腹筋運動など体幹を鍛えるトレーニングをして筋力を鍛えていないと、腸のリズムのあるぜんどう運動が少なくなる傾向にあります。

しっかりとした運動をして体を鍛えて、規則正しい食生活をして、特にウンチが出なくてもトイレに入り踏ん張る習慣を身につけることによって便秘は治ってくるのです。

そして注意が必要なのは、太りたくないからと言ってついつい食べなかったり、無理なダイエットをしたりすると栄養不足になり、これも便秘になりやすくなります。

腸のリズムを取り戻すためのコツがありまして、まず朝、目覚めにコップ一杯の冷たい水を飲みましょう。朝は胃が空っぽの状態で水を飲むと、胃が「おっ何か来たぞ」と刺激されて大腸に「ぜんどう運動」をしなさいと発信し、これによって脳にも刺激がいくようになり、なんと目覚めも良くなり一石二鳥です。

そして「食物繊維」というのは聞いたことはあると思いますが、この食物繊維は実は2つあるのです。

1「不溶性食物繊維」
2「水溶性食物繊維」

この2つがあり、不溶性食物繊維とはセルロースが多く含まれるキャベツやレタスなどで、一般的に言うサラダになります。水溶性食物繊維とは低分子アルギニン酸などが多く含まれる海藻類の昆布やワカメ、それとペクチンを含むりんごなどの果物も水溶性食物繊維です。

どちらがいいかというと、水溶性の方が便通にはいいのですが、キャベツや大根、たまねぎなどの「野菜」が「サラダ」みたいなイメージからか一生懸命に「不溶性食物繊維」をついつい手を出すのですね。そして不溶性は便が固くなる傾向があるので、食物繊維を「サラダで摂っている~」と思っていても、便秘は改善されないのです。

反対に水溶性は水に溶けやすいので便通の改善にいいのですが、勘違いしないでほしいのは「不溶性が悪いわけではない!」ので、悪者にしないように注意して下さいね!不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の両方をバランスよく摂ることが大事ということですので。

不溶性2 : 水溶性1

これがバランスの良い食物繊維の黄金比率になります。そして食事療法と一緒にやった方がいいのは、適度な運動になります。注意が必要なのは、ジョギングやエアロビクスダンスのような強度の高い運動をやることは活性酸素の関係でお勧めできませんね。

どちらかというとウォーキングなどがいいのですが、姿勢を整えて腹筋を使ったウォーキングをやるのがいいのです。そうすることで、何気に歩きながら腹筋が鍛えられてきて腸内活性も高くなるので、健康まっしぐらです。

便通の悪くなった腸を変化させるには遅すぎるということはありませんので、自分の免疫が落ちることで風邪をひいたり、メタボリックシンドロームに引っかかってしまった場合は、腸を変えていくことがもっとも大事なことになるのです。

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