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伝説復活!ベイビー大丈夫か?映画「BEAT CHILD」の影響

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2014.02.14

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1987年に熊本県で開催された日本の野外ロックフェスティバル「BEAT CHILD」。最近ではフジロックフェスティバルをはじめとする大きな野外フェスがいくつもあるので珍しくないかもしれませんが、間違いなく現在の先駆けであったイベントです。

そのイベントが、2013年に26年越しに映画化されて話題になりました。当時、一部テレビ放送もされたそうですが、今回初めて観た方が多いと思います。実際に私が劇場で観て、今の音楽シーンと比べていろいろと思うことがありましたので、感想をお届けします。

この頃の日本の音楽は成長期だった

80年代後半というと歌謡曲から少しでもロックっぽいものをと、どのアーティストも手探りで探していた時代です。J-POPという言葉はまだなく、この数年後に訪れるバンドブームの前夜のようなものでしょうか。

出演者は、佐野元春、尾崎豊、渡辺美里、白井貴子、岡村靖幸などのソロアーティストに、ボウイ、レッドウォーリアーズ、ブルーハーツ、ハウンドドッグなどです。リアルタイムで87年に音楽に触れていなかったとしても知っているという方がほとんどなほど、現在でも知名度が高いアーティストでしょうね。

映像を見て一番強く感じたことは、彼らが同じ方向へ向かっているということでした。解りにくいと思うので補足しておきます。現在の音楽というのは凄く幅が広いですよね。ジャンルの幅という意味でです。しかし、映像で観た彼らの音楽性は、凄く似通っているのです。どのバンドも、どのアーティストも、音楽性という意味では凄く似ているな、という感想です。

これは別に悪い意味ではありません。ただ、当時の音楽ファンはわかりやすかっただろうな、とは思いました。アーティスト同士も共感しやすかったことと想像します。

ダイヤモンドユカイは上手かった!

出演順にいくつか、アーティスト毎の感想を述べたいと思います。

まず、意外だったのは、レッドウォーリアーズです。バラエティ番組でおなじみのダイヤモンドユカイが、ボーカルのバンドですね。元々ファンの人に言ったら怒られてしまいそうですが、ユカイさんの歌が凄かったです。

歌の安定感もありましたし、ちょっと間違えば古臭く感じるアクションも、今の眼で見てもかっこよかったのが印象的でした。「ギラッチ!」というだけの人かと思っていましたよ(笑)。

あと印象的だったのは、岡村靖幸ですね。彼に関しては元々ファンだったのですが、1987年当時は、まだデビューアルバムしか発表していない時期。まだまだ未完成か?と思いきや、十分に変態パフォーマンスを見せてくれました。プリンスの影響をよく挙げられますが、そのままでしたね。

最後にもっとも多くの人が気になるであろうボウイについても少しだけ…。彼らには、他のアーティストに感じなかった冷静さを強く感じました。他のアーティストの方は悪天候のせいもあってやたらテンションが上がってるのですが、ボウイにかぎっては例外でした。常にクールな演奏でした。

客観的に観て、このイベント後にもっともビッグになったのは、ボウイでしょう。彼らが売れた理由は、そのあたりにあるのかもしれません。ただ、どのアーティストのライブ映像も、あまり編集が良かったとは思えません。良いところで次の曲に切り替わってしまったことは、何度もありました。

あくまでドキュメンタリー映画ということ

最初からわかってはいたつもりでしたが、やはりライブ映像を中心に観たかったな、というのが素直な感想です。雨の被害や、いかに客が大変だったか、運営側の苦労などなど、そのような話に裂かれた時間が少し退屈に思えてしまいました。あくまでドキュメンタリー映画と割り切ったつもりではいたのですがね…。

たしかにドキュメンタリーとしては、その私が退屈に感じた部分こそ、伝えなくてはならなかった部分だとは思います。決してライブ映像が短かったわけでもありません。ただ、実際にライブ映像が流れてしまえば、「もっと見せてくれよ」というわがままな気持ちにはなってしまいます。同じように感じた方もきっと多かったと思いますよ。

「DVD化は絶対にしない」とか「DVD化するのでは?」なんて、両極端な意見が飛んでいますが、もしDVD化されたのならば、是非、多くの人に観ていただきたい作品でもあります。特にリアルタイムで出演者のファンではなくとも、ドキュメンタリー映画と割り切れば十分に楽しめるでしょうし、今から彼らのファンになっても良いわけです。

出演者の中には既に亡くなってしまった方もいらっしゃいますが、彼らが遺した作品は死なないのですから…。

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