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愛用の腕時計を選ぶ(2)様々な機能面を予め知っておく

腕時計を選ぶときにはブランド、デザイン、機能を確認する人が多い。ブランドやデザインは個人の嗜好の問題なので機能面で購入前に知っておくべき事確認しておきたい。時刻表示以外の機能として挙げられるのが、

防水性(ダイバーウォッチ)
ストップウォッチ(クロノグラフ)
GMT(24時間表示)
月齢表示(ムーンフェイス)
カレンダー表示
気温・気圧表示

などがある。

腕時計の防水性

メジャーなものとしては防水性とクロノグラフだろう。購入する前に知っておきたい事は、防水性の機能だ。ISOの規格表示でも示されている通り、1~5BARは『日常生活防水程度』で、10BARは『風呂に入るときに身に着けていても大丈夫程度』だ。

決して50mまで潜っても大丈夫、100mまで潜っても大丈夫という意味ではない。スキューバダイビング時の使用に耐えるレベルは200m防水レベルだ。

ダイバーで 「5BAR表示になっているから大丈夫」と言う人を時々見かけるが、日常生活防水の腕時計と同じレベルでは心配だ。確かに、各指導団体が定めるレジャーダイビングの限界は、約40mなので5BAR=50mも潜る事はない。

しかし精密時計は微塵の水分が内部に入るだけで駄目になってしまう。スキューバダイビングをするなら200m防水以上を確保しておきたい。

クロノグラフにはアナログ式「機械式」とクォーツ式の2種類がある。クロノグラフ機能は多大な動力負荷がかかるのでクォーツ式では通常60分計までが多い。アナログ式でも何度も使用していると歯車を痛め故障する。取扱説明書にも一日の使用限度を設けているものが多い。

長く愛用する腕時計としては故障しやすいクロノグラフ機能は、クロノパーツを他社委託している時計会社も多く修理にも時間がかかりそうだ。どうやら、よほどの愛着がない限り避けた方がよさそうだ。

その他の機能

月齢表示機能は、カレンダー機能と同じ仕組みだ。月齢は29.5日おきだが、歯車では59の歯を用いて作られている。クラシックなイメージを演出しやすいのでアンティーク時計を選ぶなら良いかもしれない。

スケルトン時計は機械式時計の構造が外から見える仕組みになっている。自動巻きや手巻きの時計があるが。自動巻きは構造が複雑な上に毎日着けていないと止まってしまうので、シンプルな構造の手巻きアンティーク時計が良いかもしれない。クォーツ時計に圧され、定価数万円の時計が80%~90%引きの時計まで現れている。

気温・気圧・方位を搭載した腕時計も多い。センサーの性能も高性能になっているが、気温は体温を拾いやすく、気圧は人の動きで変化しやすいのが難点だ。一つの目安としては役に立つが、それ以上のものではない。

ダイビング中はダイビングコンピューターを利用するだろうし、山登りでの気圧変化察知は専門の気圧計を使う事が多い。センサー搭載の多機能は遊びとしては面白い。

玩具みたいなLEGOで作られた時計がある。ベルト部分の調整もできる上に、電池交換も自在にできる。パーツごとに色がついていて、POPなイメージの時計だ。遊び感覚と手頃感は満載の時計だが、今回の長くい愛用する時計としては不向きなのかもしれない。

最後の選ぶポイント

長く愛用するなら、飽きが来ない作りやデザイン、修理が可能である事、精度が狂わない事の三点が挙がる。修理という点ではブランドを掲げているモノ、世界的に市場を広げているブランドが良いだろう。

LEGO時計のように自分で修理可能な時計もあるが、基本的には精密機械なので、専門家に任せたい。防水性を謳っている時計は気密性が保持される事が大切なので尚更だ。

一時的な流行に左右されない事も大切だ。携帯やスマホの市場は5年後に廃れると予言している経済学者もいる中で、シンプルな機能にこだわる方が良いように思う。

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