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ウェブの媒体を最大限に活かす!「伝わる」テキストの創り方

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2013.07.27

ビジネスパーソンにとって、ウェブ上の媒体から自分の考えを発する機会が増えた。それ自体は非常に良い傾向だと思うのだが、ウェブという媒体を少しでも有効活用すべく、考えなければならないことが増えたのもまた事実だ。

当然のことながら、個人がブログなどで発表する文章と、ビジネスのためにウェブ上で発表する文章が、同じ形式で書かれるわけがない。それぞれに適した文体や表現があるから、ケースバイケースで、一人でも多くの人に違和感なく読んでもらえるための文章を考えなければいけない。

ウェブサイトを閲覧していると、いくらでも時間が過ぎていく。そんな経験をしたことがある人は多いと思う。同時に、パソコンの画面をじっと見続けると疲れると感じる人も多いだろう。

これは余談だが、一度書いた文章を推敲するために、ワープロソフトを利用して打ち込んだ文章をそのまま読み返すより、面倒でもプリントアウトしたものを紙の媒体で読み返す方が、誤字脱字を的確に発見できる精度が上がる。

パソコンのモニタを見続けることによる眼精疲労は、個人差はあるものの基本的に万人共通だ。それを防ぐために、最近では、パソコンのモニタから大量に射出される有害なブルーライトをカットする特殊なアイウェア(メガネ)が販売されている。もちろん、日頃から目を酷使する機会が多いビジネスマンなら一つは持っておきたい。

けれども、ウェブで文章を書く際には、相手が「疲れ目を引きずって文章を読む」という事態を十分に想定しながら書かなければならない。読み手を疲れさせない文章を書くポイントは様々にあるが、重要なポイントをいくつか列挙しよう。

1.一文は短くすること
2.結論を先に書く。あわせて、タイトルにもキーワードを盛り込む
3.敬語を多用しすぎるなど、冗長な文章はご法度
4.疑問点(4W1H)を強く意識。疑問に対するその回答をたどりやすいように

また、私が今ここで実践したように、読者に伝えたいポイントがたくさんある場合には、箇条書きを活用するのも重要なポイントだ。読点で区切った長い文章でだらだらと説明するより、この方が明確に重要な点を示すことができる。

一つ一つの項目を詳しく見ていこう。

1.一文を短くする

なんのためにそんなことをするのかというと、先ほども述べた通り、パソコンの画面上から長い文章を読もうとすると、目に大きな負担をかけてしまうからである。

パソコンの画面上に表示された文章を読むことで、目に大きな負担がかかる理由、それは先ほども説明した通りブルーライトによる弊害が真っ先に指摘されるが、ついで考えられるのは、画面上に表示される文章の「行間」が、プリントアウトした場合に比べると狭いことだ。

行間が狭いと、一度に入ってくる情報の量が増えすぎて、知らず知らずのうちに、目に負担を強いる。パソコンのモニタではなく、例えばスマートフォンやタブレットPCなど、小型の端末から情報を参照する場合はなおさらのことである。

だからこそ、一文をできるだけ短いものにすべきであり、やむを得ず長文になってしまう場合なら、不自然な文章にならない限り読点を多く打って、読者が読みやすく感じられるよう配慮すべきである。

2.結論を先に書く

ウェブ上で情報を伝えるために書く文章においては特に、結論を先に書くという姿勢が重要である。例えば推理小説のように、疑問点や見せ場をちりばめて読者の関心を引き付けるという構成はいらない。情報を伝える文章においては、結論こそが最優先されるものだ。

また、各社が競うように発表しているニュースサイトなどを見てみると、短い言葉で記事のタイトルが設定され、タイトルをクリックすると記事の全文が表示されるという形式を採用したものが多い。

たいてい、記事のタイトルは15文字前後と短めに設定され、その記事の内容が気になった読者だけ、そのタイトルをクリックすることで記事の全文を閲覧できるという構成になっている。

本文において結論を先に書くことが重要であるのみならず、文字数が厳しく制限されたタイトルに関しても、余計なことを書いている隙間はない。いわゆる4W1Hを上手に使い、いかにして読者の関心を引き付ける記事を書くことができるか、それがポイントになる。

なにしろ、ネット上には有益な情報とそうでない情報が、玉石混合といった状態であふれかえっている。たくさんの情報の中から、一つの情報に興味を持ち、記事を読んでもらおうと考えるなら、読者を引き付ける読ませどころが必ず必要なのである。

3.敬語を多用しすぎるなど、冗長な文章はご法度

日本語は、諸外国の言語に比べれば敬語の種類が豊富で、表現が豊かだ。しかしだからといって、ただひたすら丁寧な表現を心がけていれば文章が読みやすくなるというわけではない。むしろ皮肉なことに、過剰な敬語や丁寧語を連発した文章は、読者をうんざりとさせてしまう。くれぐれも、敬語の乱用による冗長な文章はご法度だ。

例えば、大手オフィスビルの運営会社が、建物内のエレベーターについて一斉点検を実施するため、一定の期間はエレベーターを利用できないという情報を発信したい場合。

4月6日の午後十時から~10日の朝九時にかけて、当館内のエレベーターをご利用いただくことは出来かねます。

などとまどろっこしい書き方をするより、

4月6日の午後十時から~10日の朝九時にかけて、当館内のエレベーターはご利用いただけません。

と書く方が、簡潔に内容が伝わりやすい。時と場合によっては、正しくない敬語に当たる場合もあるだろうが、厳密に正しい言葉を使うよりも、読者に伝わる表現を選択することが求められる場面もある。

4.疑問点(4W1H)を強く意識。疑問に対するその回答をたどりやすいように

つまりはどういうことが書いてあるのか、ということを読者に納得してもらうためには、疑問点とその回答についての因果関係をきれいに書くことが大切だ。これは、紙媒体で文章を伝える場合にももちろん言えることなのだが、ウェブで文章を発表する場合は特に、限られた画面上のスペースを利用して、読者に正しい情報を伝える必要がある。

記事の全文を読んでもらう前に、キーワードを盛り込んだタイトルを示せば、長い文章を読むまでもなく、この文章ではつまりこういった情報を伝えたいのだなということを読者につかんでもらえる。

なぜそのようなことを意識してもらう必要があるのかといえば、先ほども言った通り、ウェブ上の空間においては、パソコンの画面に表示できる情報量にどうしても限りがあって、さらに、前に見た情報に戻るために、ブラウザの戻るボタンをクリックする際のタイムラグを我慢しなければならないからだ。

できるだけ限られた時間で、的確な情報をつかんでもらうために、ウェブ上で文章を読ませる際には、ここまでに紹介したポイントをしっかりと踏まえてほしい。

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