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「トンがった小僧」という良くない評価をもらわないための処世術とは

社会に出てしばらく経ち、仕事というものや社会の掟というものがだいぶ分かってきた若手社員が陥りがちな罠があります。それはご自身が、周囲から「あいつはちょっとトンがった所がある小僧で…」と言われてしまうという罠。

自己主張が強かったり、出る杭は打たれるの否定主義者であることは今の時代、全然構わないとは思いますが、ちょっと路線を間違えてしまうと、「彼は元気がある若者」というプラスの評価が「あいつはトンがった小僧で」といったマイナスの評価に変わってしまうことがあります。

今回のコラムでは、そんなマイナスの評価を受けないようにする、「トンがった小僧」と言われないための処世術をご紹介したいと思います。

自己主張は「0.5倍返し」で

新入社員の頃は仕事についていくのが必死だった人も、段々と仕事をおぼえて来ると余裕が出てきます。余裕が出てくると物事が良く見えるようになってきますから、時には上司や先輩の言っている事がおかしいと思うことも起こってきます。

上司も先輩も同じ人間ですから、時には間違いを犯してしまったり、明らかに真実とは違う誤った見識も示すことがあるものです。

そんな時、若いあなたは、「それはおかしいでしょう!僕はこう思う」と自己主張をしてしまう事もあるかも知れませんね。

自己主張は大いに結構だと思います。ただし、そこにはちょっとの配慮をしてあげるのが「トンがった小僧」と言われないためのテクニックではないかと筆者は考えています。言い換えれば「大人の自己主張」とでも言えるでしょうか。

そのテクニックとは、上司や先輩の主張の中で、あなたが「それは正しい。素晴らしい見識だ」と思える事柄を2つなら2つ取り上げて評価をし、その後にあなたの主張を1つ付け加えて述べるというテクニックです。

ただ闇雲に正しいと思える意見を主張しても、それは軋轢を呼ぶだけですから、無意味にエネルギーを浪費するだけになってしまいます。

そうはせずに、「課長のご意見の中で、AとBの部分は本当に私にとって勉強になるものでした。いただいた情報には感謝をしたいと思っています。私にも一つだけ意見を言わせていただきたい部分があるのですが…」と、このように意見を申し述べるようにすれば、主張をされた上司の顔も潰すことはありません。

自分が「1」主張をしようと思うならば、相手の事を「2」評価するようにしてみましょう。そうすれば、多少自己主張が過ぎても、周囲はあなたを「トンがった小僧」とは評価しないはずです。

パートのおばちゃんを大切にしよう

仕事を覚えてくると、若いうちは「自分は何でもできる凄い人間だ」といった誤った認識を持つようになってしまうものです。

そんな時によく見られる行動が、掃除や配膳などで社内に来ているパートのおばちゃん達をぞんざいに扱ってしまうという行動。

仕事ができて、学歴もそこそこ、給料もそこそこもらっている若手社員からすると、業者から派遣されて来ているパートの人々というのは一見、軽い存在に見えてしまうかもしれません。

が、そういった人生の先輩達にどのような態度で接しているかという事を、周囲は非常に細かく観察をしているものなのです。

掃除で来ているパートのおばちゃんに、いわゆるタメぐちで話をするのはもってのほかですし、「こっちも掃除しといて」などと不躾な態度で指示を出すような事も控えるようにした方が良いでしょう。

仕事ができるようになってくると有頂天になってしまいがちですが、そういった部分にまで配慮ができないようでは、いつまでも「小僧」のままです。

ちょっとした態度があなたを「トンがった小僧」にしてしまいますから、誰にでも敬意を持って接するようにしていただきたいとものです。

覚えればできる仕事を偉そうに説明しない

これも若手社員がやってしまいがちな罠です。例えば転職をしてきた年配者がいるとして、その年配社員氏が、コピーの取り方やちょっとした会社の決まり事を聞いてきたとしたらあなたはどのような態度で接するでしょうか?

若いあなたには、部下もいないでしょうし、自分よりも後輩というのが少ないでしょうから、年上とはいえ数少ない後輩者に対して、少々偉そうぶって説明をしてしまうかもしれませんね。

しかし、こういった内容はいわば仕事のハードの部分であり、会社に長くいれば誰でも努力をせずとも覚えることができる内容であると言えます。

情報には努力と経験が必要な情報と、誰でも長くやっていれば覚えることができる情報の2種類があり、特に後者に関しては先輩風を吹かせたくなってしまう事もあるかもしれませんが、あまり知ったかぶりをしたような態度で説明をする事は控えた方が良いでしょう。

これら3つの事に注意をしていれば、あなたに「トンがった小僧」といった評価は付かないはずです。

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