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今は減点主義の世の中?出世している男達に見た処世の条件

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2014.08.21

SNSをやるようになり、二十年ぶりに数多くの旧友たちと再会した。旧友の多くは大企業の課長や部長になっている。しかし課長になっていない者もいる。能力や人柄という点からみても課長以上となっているはずの人もなっていない。何が違うのだろう?

友人達の多くに近況を聞いている間に気付いた事が二点ある。それは、能力主義という割には能力主義でない点と、チャレンジ精神で挑む者より無難な安全策を講じる者の方が出世しやすい点だ。

チャレンジより安全志向

昭和期と違い、現代では金融再編も含め大手の上場企業ですら倒産する時代になった。終身雇用は崩れ、能力主義の世の中だと言われている。ならば、と能力に磨きをかけチャレンジ精神でトライしていけば評価されるのか、というと、実は違うようだ。

現実的には、結果が全てのようだ。結果を伴わないチャレンジは無謀となり、駄目レッテルが貼られる。

新しい社会の仕組み、新しい分野ならトライも評価されるだろうが、現実は何十年も同じことを繰り返している分野や仕組みだ。数十年も検討された物が今使われているので、新しく考え直す余地がない事の方が多い。

むしろ、リストラやM&Aの多い現代では、能力主義と言われチャレンジ賛成と言われつつ、実際は無謀な挑戦より安全志向だ。評価する上司たちも自分自身のクビがかかっている以上、無謀な賭けはしない事の方が多いようだ。

安全策なら加点より減点主義だ

出世した友人と実際に合って感じる印象は、ずいぶん礼儀正しい態度と言葉使いだ、という事だ。新社会人時代は無茶な男だ、と思っていた友も、牙を抜かれたように慇懃な態度なっている。

二十年以上も確実に出世街道を歩んだ人間の共通点だった。少し寂しくもあったが、出世していくには必要な事だ。

安全策が出世の早道である理由は、彼らの言葉を借りると、『失敗は目立つ』と『リストラ社会は消去法』という事だ。

程度にもよるが、素晴らしい成果を残そうとも、失敗をすれば失敗の方が目立ってしまう。人事考課では成果に目がいかず失敗に目がいってしまうのだ。

さらに大手企業の人員削減は、削減対象を探そうとする人事考課だ。M&Aで対等合併すれば、同じ場所に二人の部長や課長はいらない。成果の出しにくい現代であれば、減点となる方が降格・左遷対象になりがちだ。夢のない話だが、夢は失敗のない安全策を講じたうえで描かざるを得ない。

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