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なぜ、就職しても3年以内に仕事を辞めてしまう人が多いのか?

最近の統計データでは、大学や専門学校を卒業したうちの2人に1人の確率で、就職しなかったりしたとしても3年もたたずに辞めてしまうというデータもあるようです。

昔は終身雇用が大切だと考えられていた時期がありましたが、今では働くところもない感じがする、働いても自分に合わず辞めてしまう、働いたら負けだと思っていたり働くということ自体に対するイメージがあまりよくないようです。大人になったら大変そうだから子供のままでいたいと思う学生や、上司にこきつかわれたくないから起業するといった人、色々なタイプがあるようです。

本当に働きたくないのか?

働くという言葉を聞くだけで気分が落ち込む人、逆に元気になってくる人と分かれるのは働くということへのイメージ、それは過去の経験や聞いた話に対するイメージかもしれませんが、それが関わっているようです。働くことが楽しい、毎日やっていても飽きないという人はその仕事が好きで人間関係もバランスが取れていて、自分らしいと感じる生活をしていると思います。

逆に働くことが苦痛で明日の仕事を考えるとやってられないと感じる人は、それだけ仕事がやりたくないことで人間関係も環境も自分らしいと感じられないことをしている可能性があるかもしれません。

そう考えると、そこでその仕事をしてその人間関係を持つことが嫌いだったとしても、もしかしたら自分にあった仕事、自分にあった環境、バランスの取れた人間関係があるのかもしれません。

ですが、育ってくる中でそこまで自分らしさということを追求する環境がある人は少なく、なんとなくやりたい趣味や暇つぶしにテレビを観たり、そうして何十年も過ごしてからいきなり仕事をするとなると、やはり誰もがやりたい仕事に就けると考える時点で無理があるのかもしれません。

自分らしい仕事は何か?

人間であれば誰かに喜んでもらうことは喜びで、たとえ強がっていたとしても強がる必要がない環境にいて自分らしい人生を送れるようになればどんな人でも貢献することは喜びになるようです。働くとは傍を楽にすること、周りの人を楽しませたり楽にさせてあげることで、そのお詫びとしてお金をもらうという形が自然かもしれません。

ですが、全ての仕事がそういう相手とコミュニケーションを取れるものではなく、仕事とお金だけの繋がりしか見えなくなれば、それだけ貢献しているという喜びも得られない、というよりそもそも仕事自体が貢献するよりお金を稼ぐものと認識している人も多いと思います。

ですが、自分らしい人生と考えた時に自分のやりたいことをやり、それを周りの人と分かち合うことで喜びを共有すること、それは子供の時の遊びや恋人との関係と似ているところが多いのですが、全ての仕事でそれが体験出来るかといえばそうではないようです。

ワークライフバランスという言葉も出てきているほど仕事と生活は切り離されている状態もありますが、幸せな生活をしている人を見ると仕事が遊びや趣味のようになっている人が多いようです。

だからこそそれに対して情熱やこだわりが持てて、それに対して共感する人も増えてくる、ですが自分のやりたいことを仕事にすること自体認めない環境に育った人もいるかもしれません。

仕事の幅を広げる

お金は生きることの繋がりが深く、お金がなかったり借金があることで生きることが苦しいと感じるほど人間の感情を良くも悪くも揺さぶるものです。ですが、興味深いのが全ての人が同じ状態になっても同じ反応をするかといえばそうではなく、たとえば起業して年収3000万円になった人がビジネスで失敗して借金1億円を背負ったとします。

ですが、一度年収3000万円を達成した人は借金を返して気付いたらまた同じ年収に戻っていたり、それはどんな年収でも同じようです。それは年収が高いこともそうですが、色々な仕事をやっていてそれによって色々なことをしても稼げるという自信や好奇心を持っている人は、お金がなくなっても必要以上に焦ることは少ないようです。

逆に1つの仕事しかしたことがなく、それで一流を目指すならお金がなくてもそれで稼げる自信がつくでしょうが、なんとなく1つの仕事だけをやっていたらそれがなくなったら次が困るかもしれません。

仕事の幅を広げることで色々な仕事の在り方や環境、人間関係の幅が広がりより仕事に対する自由度も増し、さらに自分らしさを追求している人は自分に合った仕事を見つけることが出来るかもしれません。

職を転々とすることは良くないと考える人もいますが、やはりやりたくないことをひたすら我慢してやるより、色々な経験をして自分らしい仕事を見つけるのも1つの方向性ではないでしょうか。

お金から得られる幸せは人生の大切なことではありますが、それが全てではないのでお金に感情を振り回されないような人生にするには、仕事の幅を広げてみるのも1つの方法といえるでしょう。

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