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先輩としての在り方。後輩に向けてはいけない意外な言葉と態度!

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2013.07.11

会社、またはアルバイト先には『立場』が存在する。社長や店長などの立場ではなく、もっと身近なもの、つまり『先輩、後輩』の関係性だ。

この関係性は、生きていく中で決して途切れるものではない。先輩の背中を見て後輩は成長していくものだ。学生生活を終え社会に出た者なら誰もがその両立場を経験したことがあるものだが、さて、あなたは本当に『良い先輩』でいられただろうか?

後輩の手本となる先輩になれただろうか。ただモノを教え、世話を焼くことだけが先輩の役目ではないことを、きちんと理解しているだろうか。

良い先輩とは、何も言わずとも後輩がその背中を見てくれる人のことである。いちいち口頭で伝えてばかりでは、先輩として力不足であるし、それこそ後輩の為にはならないのだ。

良い先輩を気取っているあなたが気付いていないことは、まだたくさん存在しているに違いない。

自尊心を…

あなたは、先輩と後輩の境界線をどこで見分けるだろうか? 年か、経歴か、実力か、様々な面でその人の上に立つ者、下に立つ者は違ってくるが、自分が先輩だと意気込む人ほど失敗をしやすい。

年上だからしっかりしなければ、と思っていても、実は年下の相手の方が自分よりもしっかりしている場合もあるし、自分が仕事をリードしなければ、と思っていても相手の実力が上回っているときだってあるのだ。

それに気付かずに、ただ後輩に対して親切さだけで対応してしまうと、相手はどう感じるだろう。きっと先輩であるあなたに対して、腹を立ててくるに違いない。

これは、後輩が先輩を舐めている、というわけではなく、プライド、つまり『自尊心』の問題なのだ。例えば、飲食店スタッフのカウンターの人間『A』と厨房の人間『B』がいたとして、AがBよりも先輩だったとする。しかしAはカウンターを中心でやっている為、Bほど厨房のことに詳しいわけではない。その中でAがBに厨房の指示を親切さだけでやってしまうとどうなるだろう。

BはAに対して、「自分の方が厨房のことは分かっているから、口を出さないでほしい」と思うのである。このとき、現にBはAよりも素早い動きで厨房の仕事を難なく片付けていった。

先輩は、こういうところをしっかり見ていなければならない。つまり、ある程度『見守る姿勢』でいなければならないのだ。何でもかんでも指示を出すのは、研修生に対してだけでいいのである。研修期間を終えた者に対して、あれをやれこれをやれと指示を出していると、煙たがれるに違いないのだ。

後輩に任せる。これも立派な先輩の仕事なのである。

自立心を…

自尊心に続いて、先輩がやってはいけないのが『自立心を低下させる行為』である。どういうことかというと、何でも自分で動いて、行動出来ない後輩を育てていては駄目だということだ。

これはアルバイトに多い。慣れた仕事は自分でやった方が楽であるし早く片付く、とは誰しも思うことだろう。閉店までに仕事を片付けなければならないとき、新人には任せられないと自ら動いて後輩の仕事を取っていくようでは、立派な先輩像とは程遠い。

先輩に必要なのは、後輩を動かす計算力と、ある程度の器の広さである。どのように後輩を動かせば効率よく作業をさせることが出来るのかを考え、いつもより作業に遅れが生じても、仕方がないとある程度の範囲までは許してあげなければならない。

その負担は先輩にくるものだろうが、仕方がないことなのだ。今や先輩になった人も、元は後輩として先輩に迷惑をかけてきた一人であることに違いは無いのだ。そのときの恩は後輩に返していかなければならない。

広い心で、まずは後輩の動きを見守る。何か失敗をやってしまっても、早々に手を貸さず、どうやって心配を立て直すのかを見届ける。先輩とは、そういう見守るスタンスにいなければならない。

率先して行動出来る後輩を育てるには、先輩が動いてばかりでは駄目なのである。

向上心を…

どんなに仕事を教えようとも、そこに向上心が無ければいつまでも後輩は成長してくれない。その向上心を高めるのも、先輩の役割である。

自分も仕事をやらなければ、という思いは、先輩の姿次第で変わってくるものだ。普段は優しく、相談に乗ってくれる先輩が仕事場で厳しく対応しても、後輩はその先輩にいくらでも付いていくだろう。しかし逆に、普段から世話になっていない先輩に怒られれば、後輩は不貞腐れるだけで付いてくることは無い。

注意することだけが先輩の仕事ではない。大切なのはプライベートでの接し方だ。仕事場だけの関係ではなく、休みの日や仕事終わりに一杯出来る、そんな関係性を築いていかなければ、先輩後輩の立場は成り立たなくなってしまう。

つまりは人徳の問題なのだ。後輩は、この人を信頼していいのかと常に考えている。その不安を取り除くように後輩に歩み寄っていかなければ、先輩はいくら経っても信頼されることはないのだ。

ときには、先輩も後輩も関係ない『仲間』として打ち解け会うことが、仕事先でうまく付き合っていくコツなのである。

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