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仕事で設定する目標とは直接関係のないことでも、手を抜かない

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2014.02.14

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私自身もそうなのですが、社会人になってから一旦は就職しても、まだまだ自分が心に抱く目標をあきらめきれずにいる人は多いのではないでしょうか。大学、あるいは高校を卒業してすぐ、自分が希望する業種に就ける他人の数は決して多くありません。

けれども、なにも一旦は就職してしまったからといって、それで人生に関する全てが終わってしまうわけではないのです。一般企業に勤めながら自分の夢を追い続け、やがてはそれをつかみ取る。そんな人も世の中に入るわけです。

他人のサクセスストーリーに羨望のまなざしを向けるだけではなく、自分が成功する立場になりたいとは思いませんか?そのためにどうすればいいのか、方策を少し考えてみましょう。

夢をかなえるプロセスは、難しくはないけれど決して簡単なことでもないわけです。矛盾しているようですが、要するに、夢や目標に関する事柄は、自分の「やりたいこと」に深く結び付いているわけですから、いったい何から手をつけたらいいのか分からないという人は、それほど多くないはず。特に最近ではインターネットから得られる情報も非常に充実していますから、とりあえず形から入るということも可能ですよね。

それで、一旦目標を設定してみるとよく分かることですが、夢に続く道というのは決して一本道ではないのです。プロフェッショナルの立場にいる人が淡々と仕事をこなす姿を見ていると、夢って意外と簡単に叶ってしまうのではないかと思われますが、それはもちろん錯覚です。

これをこのようにすれば絶対に夢がかなえられるという明確なプロセスが用意されていないので、誰にとっても手探りの連続です。その手探りの過程で、夢の実現とは直接関係のない(少なくともそのように思われる)ことにたくさん取り組まなければならないのです。

かの有名な作曲家、久石譲さんがおっしゃっていたことですが、良い音楽を作り出すためには、ひたすらに良い音楽を聴いているだけではだめだそうです。音の世界に甘えているだけではだめ、感性を豊かにするために、映画ももちろん見るべきだし、本も読むべき、夢をかなえるためといって、ただこれだけをしておけば間違いないという答えはどこにもないのです

著名な方の例を一つ上げたので、次はもう少しだけ身近なところで、私の友人の話をしましょう。

そこそこ有名な美大を卒業したAさん。彼は、確かに美術方面において豊かな才能を持っているように思われたわけです。少なくとも私にとってはそう見えました。けれども、そんなに世間は甘くない。彼と同等の才能を持ち、絵の世界で食べていきたいと願う人は、世の中にごまんといたのです。

結局彼は、在学中から卒業後に絵画の世界で生活をやりくりしていく手立てを見つけることができず、一般の企業に就職しました。今の時代、大学で専門的な分野を学んだにもかかわらず、卒業後は全く別の畑に舵を取るというケースが少なくありません。

一般企業での仕事は、彼にとって人一倍苦痛なものでした。単純に、芸術的な世界にあこがれていたからというだけの話ではありません。彼は、究極の機械音痴だったのです。確かに、芸術の分野はまだまだアナログな思考法でも活躍できるでしょうが、ビジネスパーソンとなった以上、そうも言っていられません。最低限、ブラインドタッチを習熟していて、ワードやエクセル、それにパワーポイントなどのソフトウェアを使えなければ歯が立たない世界なのです。

Aさんは、いずれのスキルも持っていませんでした。以前からそれとなく気になってはいたのですが、彼は指一本でキーボードを打ち鳴らします。いえ、この状態では「打ち鳴らす」なんてとても言えません。恐々と触るような感じでしょうか。それまで美術関係の勉強ばかりしていた人ですから、いざビジネスの世界に放り出されるとそうなるのでしょうか。Aさんの憂鬱は深まるばかりです。

普通ならそれで腐ってしまうところ、でも、Aさんはある時、一念発起して考えを改めました。これからは絵の世界で食べていくにも、コンピュータに関する知識が不可欠のものだと。実際、自分の描いた作品を発表する場は、なにも紙やキャンパスの上だけとは限らず、今やパソコンのモニタすら、自分を表現するためのキャンパスとなるのです。描画用のソフトウェアは有料無料を問わず市場にあふれかえっていますし、ブログなどを経由して自分の作品を発表することは、もはや珍しくないわけです。

真剣にパソコンの勉強をしなければ、絵の世界で食べていけない。そう考えたAさんは、それまで単なる憂鬱のもとでしかなかった仕事を、パソコンの勉強のために必要な作業と考えなおしました。そうすることで、毎日の仕事が憂鬱ではなくなったのです。

一見すると自分の夢とは直接の関係がなさそうなことでも、実はしっかり未来へとつながっている。世の中にはそういう事例が少なくないのです。ちなみにAさん、今では私よりパソコンに詳しいんじゃないでしょうかね。きっちり月一で更新されるイラストブログも、欠かさずチェックしていますよ。

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