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盲点のマナー講座/レアシチュエーションでの上座のルール~後編~

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2013.10.27

大型バスにもある上座と下座

乗り物に関しての上座下座は、様々な書籍などから勉強する事ができますが、大型バスに乗車した場合の上座下座のルールについての解説はあまり見た事がありません。

例えばあなたがお客様を連れて高速バスなどで移動する事になったとします。乗車した所、あいにく混雑していて、一番後ろの広々とした最後部座席と、その前の座席しか空いていなかったとします。

そんな時には、「まさかバスにまで上座下座のルールはないだろう」などと勝手な判断をしないようにしたいもの。ルールでは、どんなに広々としていようが、一番後ろの座席は末席となり、そこから前にいくほど上席となっていきますので、あなたは一番後ろの席に座り、お客様をその前の座席に誘導するようにしましょう。

一番後ろの座席は、修学旅行などではクラスの番長の指定席だったかもしれませんが、ビジネスの世界では末席です。覚えておくと良いでしょう。

左ハンドルの車の上座

マナー系のマニュアル本では、タクシーに乗った場合の上座下座のルールがよく説明されていますね。一般的には「運転手の後ろが上座」と覚えている人が多いようですが、厳密にいうと、これは間違いと言えます。

あまり遭遇しない事例かもしれませんが、ごく稀に左ハンドルの車にお客様をご案内するケースがあります。このような場合、あなたならどのようにお客様をご案内するでしょうか?

前編のエレベーターの話でご紹介をしましたが、左ハンドルの車のシチュエーションでも、この国際儀礼に従ったルールで対応すると間違いがありません。

そうなると、上座は「運転手の後ろ」という事ではなく、「とにかく右に右に存在する」という事になるわけですから、左ハンドルの場合でも、リアシートの進行方向右側が上座といういう事になります。

補足になりますが、リアシートに三人で座る場合には、一番の末席の人が座り心地の悪い真ん中に座るというのがルールになってはいます。

ですが、もしも両窓側同士の人が色々と話をしたがっているような状況であれば、あなたは気を利かせて「私が真ん中に座るとお話を遮ってしまわないでしょうか…」と一声かけて、あなたは左側の窓際に座るようにすると良いでしょう。

「右側が上席」という一つのルールは守っているわけですから、あまり頑なに下座にこだわる事はしないで、臨機応変に対応するというのも、社会人としてのマナーです。

基本ルールの習得が肝心

ご紹介してきたように、乗り物の上座下座に関しては、タクシーなどの場合は違いますが、基本的には、あなたと関係のない人が乗っていて、また、設定されるシチュエーションも千差万別となり、瞬間瞬間での応用力が要求されるようになります。

基本的な上座下座のルールを頭に入れておけば、仮に状況による不可抗力でお客様を下座に置いてしまった場合でも安心です。「下座で申し訳ありません」と一言伝えれば、相手も不快な気持ちにはならないものです。

「なんだか、がんじ絡めだなあ」と思う事もあるかもしれませんが、ビジネスというものは、あなたの「品格」が試されるシーンが連続するものです。そう難しい知識ではありませんので、上座下座のルールを盲点部分までマスターして、さりげなく「品格のある」ビジネスマンを目指して頂きたいと思います。

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