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盲点のマナー講座/レアシチュエーションでの上座のルール~前編~

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2013.10.19

こんな所にも存在する上座のルール

会社のマナー研修や書店に並べられている「社会人のマナー」系の書籍を手にすると、必ず触れられるのが、上座下座のしきたり。

社会人としては、様々なシチュエーションにおける上座下座のルールは当然身につけておきたいものですが、中には「こんな所にも上座下座のルールがあるのか!」とベテラン社会人でも驚かされるようなルールが存在しています。

「そんな所まではいいでしょう…」とは思わないでください。知識として頭に入れておけば良いだけの事ですので、とっさの時、大事なお客様の前で恥をかかないためにも、以下に挙げるシチュエーションでの上座下座のルールを覚えておいて頂きたいと思います。

操作盤が二つあるエレベーターでの上座下座

通常のエレベーターでは、操作盤は一つだけというのが一般的ですね。操作盤はエレベーターの前側の左右どちらかに据え付けられていることが殆どですので、一番下のものは操作盤の前に立ち、一番偉い人がその後ろ、つまり上座に立つというのが一般的です。

しかし、最近では操作盤が2つ備え付けられているエレベーターも目立つようになってきました。そんなエレベーターに乗った時には、「どちらかの操作盤の前ならば下座だから問題ないだろう」と思ってしまいがちですが、ここにも盲点になりがちな上座下座のルールが存在しているのです。

そのような場合には、扉を入ってすぐ右側が下座になります。あなたと上司の二人で、お客様と一緒にエレベーターに乗り込む場合には、あなたは入ってすぐ右側に乗り込み、上司は左側に乗り込むという形になります。

これは国際的な公式儀礼から来ているのですが、基本的には「右方上位」といって、自分の右側に常に上位者を置くというルールから来ています。前に移動する乗り物などでは例外も出てくるのですが、どっからどう見ても左右対称で、窓もなく移動も「上下」というエレベーターなどでは、こういったルールがあることを覚えておくと良いでしょう。

山手線型のシートに乗る時はどうする?

新幹線や特急列車に乗った時のルールは、あなたもご存知かと思います。あまりこのようなシチュエーションはないかもしれませんが、とはいえ色々なことが起こるのがビジネスの世界というもの。

もしもお客様をゾロゾロ連れて、「あなたの会社まで山手線でご案内」などとなった場合でも、さりげなく上座下座を使い分けて、「デキル社会人」をPRしたいものです。

山手線型のシート(ロングシートといいます)に乗り込んで、7人掛けのシートが丸々空いていた場合には、一番上席のお客様を、進行方向とは真逆の角座席にご案内するようにします。

小さな子供を連れたお父さんが、手すりを背もたれのようにして子供と一緒に外と眺めているのを見たことがあるかと思いますが、山手線型のシートではこれが一番楽な乗車スタイル。ゆえにその部分が上座となっているわけです。

となれば、2番目に偉い人が座る場所は、今度は進行方向に向いた一番角の座席ということになります。方向は後ろ向きになってしまいますが、やはり手すりを背もたれにして、楽な姿勢で外を見ることができますので、この席が二番目の上席となるわけです。

と、ここで注意をして頂きたいポイントが一つあります。あなたは当然、下座を探して座ろうとするでしょうが、7人掛けの真ん中の席は、下座にはなりません。

何となくタクシーの後部座席の席次の習慣から、「そこに座るのが良いだろう」と思ってしまいがちですが、そこは3番目に偉い人が座る席。あなたはその座席を避けて、残りの空いている席に座るようにしましょう。

では、立っている場合はどうするか?

山手線に乗って、立って乗る場合には、さすがに上座下座はないだろうと思いがちですが、残念ながら、ルールでがんじ絡めにするのが大好きなのが日本の社会。こんな場合にも、上座下座のルールが存在しています。

扉付近に4名で乗車した場合でご紹介しますが、この場合、シートに座る場合と同じく進行方向とは逆側の扉の前が上席で、その向かいの場所が2番目に偉い人が立つ場所となります。

ではあなたはどこに立てば良いかというと、2番目に偉い人が立っている場所に近い、手すりの前の付近、そこがこの中では一番の末席ということになりますから、あなたはそこに立つようにすれば良いわけです。

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