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ToDoの人生からToHave、そしてToFeelの人生へ

生活の中で、ふとした幸せを感じるときはどんなときでしょうか?家族と話をしているとき?友達と遊んでいるとき?恋人と仲良く過ごしているとき?そのどれもが色々な気持ちを感じると思います。

では、逆に生活の中でふとした孤独感や寂しさ、不安を感じるときはどんなときでしょうか?一人でいるとき?誰とも話さないとき?パートナーと離れているとき?

何かをするtodo

どうしたら幸せを感じられるのでしょうか?それは、昔からの流れが続いているようで、昔は何かをするtodoによって幸せを得ようということが多かったようです。

もちろん、それで幸せを感じられる人もいたでしょうが、何かをするということは、何かを感じるということと少し違います。人間が行動だけで幸せを感じられないのは、感じることと行動することは同じことではないからで、自分が「こうすれば幸せになれる!」と思って行動したことも、それが実際に幸せにつながらない場合があります。

頑張りすぎる人、頑張って何とかしようとする人は、感じることが苦手でそれよりも何か行動をして解決しようとしますが、根本的に道がずれているため、いつまでたっても行動し続ける限り幸せを感じることが出来ません。

自分が一向に幸せを感じられず、感じるために行動ばかりしているようなら、一度立ち止まって感じることを始めてみるといいでしょう。todoの人生は、人間にとって大切なtofeelが出来なくなる可能性があります。

何かを持つtohave

次は、何かを持つことで幸せを感じようとするtohaveです。持ち物を増やすことで幸せが感じられるというのは本物に近い偽物の気持ちであったりします。

たとえば、信頼関係がある人や優しい人からもらったプレゼントによって幸せを感じることは出来ますが、自分を周りよりも際立たせて目立とうとしたり、褒められたいという気持ちで買うものでは、幸せは感じることは出来ないでしょう。

それは、幸せという気持ちに似た優越感や高揚感といった、一時的で力のない気持ちを感じると思います。これも、ちょっと昔ではこれが求められていて、高級車や高級住宅、高級な服などを持っているステータスが成功とされていました。

ですが、今はそうした物による成功したい人は減ってきているようで、それよりも自宅で恋人と2人で映画を見たり散歩をしたりするだけで幸せだからそういうものはいらないという人が増えてきているようです。

もちろん、自分が欲しいものにお金を使うことで、満足感を感じられるものに囲まれているというのは大切です。やはり自分が嫌いなものに囲まれて、嫌いな人とばかり付き合っていれば、幸せな気持ちは感じずらいでしょう。

そうした嫌な環境を自分らしい環境にするためにお金を使うことは素晴らしいことですが、それにはそこまで高いお金は必要ありません。なぜなら、本当に良いものでも安く買える時代だからです。

同じような商品でも0が1つ違うような商品がありますが、そうした物が欲しくなった時は、それはどうしてか自分に正直になってみるといいでしょう。

それを作っている人の理念やビジョンに共感して心から欲しいのであれば買ったほうが良いでしょうし、それを持っていることは他の人よりも目立つとか、勝ったような気持ちになるのであれば、その物は幸せという気持ちを感じさせてくれないと思います。

感じるtofeel

何かをやること、何かを持つこと、それらから自分の気持ちが上手く感じられないとすると、最後は直接感じることです。目には目を、歯には歯をと同じように、感情には感情をということです。

あまりにもお金や持ち物がなさすぎると、不安や恐怖といった気持ちを感じますが、それらを持つことによって得られる気持ちは幸せというよりも安心感や安定感です。だから、お金や持ち物を沢山持っている人が退屈を感じて過ごすのはこういった理由があるからです。

日ごろから自分の気持ちに敏感になり始めると、だんだんとマイナスの気持ちもプラスの気持ちも感じやすくなります。今まで何かをやることに集中していた人は、マイナスな気持ちを感じるのが怖いかもしれませんが、それが何かをし続けることより人生にとってとても大切なことになるでしょう。

何をしていれば楽しいのか、何をしていれば嬉しいのか、何をしていれば幸せなのか、それは追求していれば見つけることができるでしょう。

そしてそれは意外と身近にあることも分かると思います。家族関係が悪かったのを修復するために仕事を頑張ったり好かれようとするのではなく、ただただ家族で深い話し合いをするだけで、今まで感じたことがなかった幸せな気持ちを感じることも出来るでしょう。幸せとは、人間関係の中に隠れているといえます。

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