> 仕事 > 上司、取引先の人と仲良くなりたい人は、自分との共通点を探しだそう

上司、取引先の人と仲良くなりたい人は、自分との共通点を探しだそう

2014_1_6

職場において、上司や同僚、そして取引先の人に気に入られる、仲良くなるメリットというのは計り知れないものがあります。

仲良くしていればその分職場で働きやすくなりますし、上司に何か相談するのも、同僚と協力してより良い仕事にチャレンジするのも、数ある他の取引相手ではなく自分を指名して取引してくれるのも、全て起こりうるからです。

むしろ、ビジネスで出会う人と仲良くするというのは、一つのスキルと言っても過言ではありません。多少仕事の能力に難があったとしても、多くの人、それも実権や地位を持っている人と懇意にしているというのは、それだけで評価されるからです。

そういう訳で、出来れば上司や取引先の相手と仲良くなりたい、と思う人はたくさんいらっしゃいます。しかし年齢も嗜好も何もかも違って見える相手と仲良くなるには、一体どうすれば良いのでしょう。

その答えの一つが、自分と相手との間にある共通点を探し出すことなのです。

人は共感の動物です

人間には、他人の状況や感情に合わせて、自分も共感するという特性を持っています。もらい泣きをしてしまう、思い切り笑っている人を見ると何だか自分も楽しくなるというのは、この共感の作用が働いているからです。

そしてこの共感というのは、人間という社会的な動物にとって非常に大きな効果を持っています。

それが、同じ感情を持つ相手に好意を抱きやすい、ということなのです。同族嫌悪という言葉もあったりしますが、人は自分と似ている人を見つけた時に強く共感します。

共感するということは同じ感情や思い、経験を共有するということでもあります。そして共感をされた方も、自分と同じ気持ちや考えになった相手に更に共感し、感情がますます高ぶる訳です。

こうした共感の連鎖こそが、お互いに好意を抱き仲良くなるために非常に重要なのです。

何一つ分かり合うことが出来ない、何を考えているか一切分からない相手と、貴方は仲良くしたいと思うでしょうか。大抵の方は、そうした人とは余り深く関わりたいとは思わない筈です。

人は、自分と共感してくれる人、つまり自分と似ている人を好きになるのです。

共感を利用するために、共通点を探そう

人が持っている共感の作用というのは、かっちりと杓子定規に使われるシチュエーションが決まっている訳ではありません。それは感情の一つだからです。

極端な話共感したから仲良くなるのか、仲が良いから共感するのかは本人にも分からないことなのです。

楽しいから笑うのか、笑うから楽しいのか。どちらであっても「楽しい、笑う」という感情と行動は変わりません。怖い思いをした男女が、恐怖からくるドキドキを恋愛としてのときめきだと錯覚してしまうように、人間の真理というのは結構アバウトなものなのです。

共感するということは、相手との間に何かしらの共通点があるということです。だからこそ共通点を見つけることが出来れば、あたかも共感したからこそ相手と仲良くなりたい、仲が良いのだと思わせることも可能になるという訳です。

何だか絡め手のような気がするかもしれませんが、これは相手を騙している訳でも何でもありません。普段何気なく、そして無意識に行っていることを改めて言葉にしているに過ぎないのです。

そして、何となくやっていることよりも、はっきりと意識して集中して行なう方の効果が高いのは、仕事もこうした人間関係の構築も変わりません。

共通点を見つけるために

とはいえ、赤の他人との共通点を探すというのは思っているよりも大変なものです。ですので、比較的共通点を探しやすい話題やポイントを幾つかご紹介しましょう。

最も盛り上がりやすいのは、趣味です。ゴルフや野球観戦、釣り、物品のコレクション、映画鑑賞など、趣味のものは話を合わせやすいので、もしも何一つ共通点を持たない時でも使うことが出来る優れたものです。

趣味というのは、大抵その人が一番詳しく、そして乗り気になってやっているものです。だからこそ共通点が無い時は「今度○○を始めてみたのですが、何かアドバイスをいただけませんか」などといった切り口で相手との共通点を作ることが出来ます。

大抵の趣味は会社以外で行なうものですので、プライベートでも話をしたり、釣りならば一緒に行ったりと更に仲良くなることも可能です。

他に共通点を見つけやすいのは、学生時代にやっていたことです。部活などは良い例で、趣味と被る部分もありますが、もしも学生時代同じ種類の部活をやっていた、ということならその話で大いに盛り上がることが出来ます。

その他にあるのは、服装です。ビジネスマン、特に会社勤めのスーツというのはお洒落が限定される服装です。それだけに時計やスーツの仕立て、ネクタイや小物にこだわっている方が多いのです。

注意深く相手を観察し、一つでも共通点を見つけること。それが上司や取引先の相手と仲良くなる一番の近道なのです。

スポンサードリンク
スポンサードリンク