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ジョブズに負けるな日本人!あなたもビジネスで本当の“禅”を実践!

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2013.06.20

アップル社の創業者であるスティーブ・ジョブズ氏が、その経営思想に「禅」を取り入れていたことはよく知られています。禅はアジアのみならず、欧米でも“Zen”として一般にも知られる思想になっています。

欧米人でも活用している禅の思想を、日本人なのに知らないのはもったいない!今回禅の基礎知識とビジネスへの取り入れ方についてご紹介しましょう。

禅とは何でしょう?

そもそも、禅とは何かご存知ですか?

「あの廊下に座って目をつぶって瞑想するような・・・」間違いではありませんが、それはいわゆる“座禅”のイメージですね。

文脈にもよりますが、一般的な意味での禅は「禅宗」、すなわち仏教の一派を表します。禅宗と聞けば、「ああ、日本史で習ったかも」という気もしませんか。例えばよく見かける臨済宗や曹洞宗のお寺は禅宗系統の宗派です。そしてこの禅宗で行われる修行の方法が座禅(坐禅)です。

禅の始まりはダルマのあの人

禅宗の祖は5世紀から6世紀に中国で活躍した僧侶、達磨大師です。縁起物のダルマのモデルになっている人物です。ちなみにあのダルマの形は、「達磨大師は9年にも及ぶ坐禅を行い手足が腐れてしまった」という伝説によるものです。

中国発祥の禅宗は唐の時代に発展していきましたが、中国では明代以降次第に衰退していきました。しかし日本では鎌倉時代に栄西や道元によって正式に伝えられ、その後は各宗派として発展、定着しました。現在、欧米で話題になっている“Zen”は、近代以降に日本の禅が広まったものです。

基本思想は4つの言葉

先に示したように、禅と言えばやはり坐禅のイメージがクローズアップされがちですが、そもそも宗教ですので一般人にとってはその思想を知ることが重要になります。

禅の基本思想は次の4つの言葉に集約されます。

「不立文字」
「教外別伝」
「直指人心」
「見性成仏」

の4つです。不立文字と教外別伝がワンセット、直指人心と見性成仏でワンセットです。それぞれについて解説しましょう。

不立文字・教外別伝

不立文字(ふりゅうもんじ)は書物や言葉によって知識を増やすのではなく、実体験によって会得すべきということ、そして教外別伝(きょうげべつでん)は師から弟子へは言葉ではなく心から心へ直接教えを伝えるということです。

仏教では修行の目標として「悟りを開く」ことが重要視されますが、そもそも悟りを開いた師(例えばブッダ)から直接、または言葉を文書化した教典で勉強すれば、悟ったのと同じことではないでしょうか・・・しかし、普通に考えればそれでは悟りを開いたのと同じ状態ではありませんよね。

日常生活から考えてもわかります。参考書を読んだだけではその技術を体得した事にはならず、実際に体験してみないといけないということです。

自ら体験することで初めて“わかる”

弟子は師の教えを言葉で聞くだけではなく、師匠の普段の行動、言動、心情、などを見て感じながら理解し、それをふまえ坐禅でひたすら修行する(考え抜く)ことで自らの悟りを目指します。

ちなみに日常語としてよく使われる「以心伝心」も不立文字・教外別伝と同じ意味合いの禅の用語です。弟子が師と同じ境地にたどり着いたときに以心伝心したということです。

直指人心・見性成仏

直指人心(じきしにんしょう)は自身の心を直ちに指すことです。

人は周りにいろいろと目を向けがちですが、そもそも大切なことは自らの心を知ることです。なぜなら、真の人間性(仏の心)は心の奥底にあるからです。その自身の心を完全に見切ることが見性成仏(けんしょうじょうぶつ)です。

人の心はたくさんの煩悩にあふれているものですが、その奥底には必ず仏の心があります。それを不立文字で体験し実感することで悟りにつなげます。

難しいようで実はシンプル!

概念的には難しいようですか、悟りだとか修行ということは気にせずにざっくり表現すれば「良いことだ、と考えたなら実際に行動してみよう」ということです。

「良い考え」は仏の心から生まれ、それを実際に行動することで「あ、本当に良いことだった!」と実感できるのです。人生の答えは意外とシンプルです。

この禅のシンプル性がアップル社製品のデザイン・使用方法のシンプルさにつながっています。

では自分の仕事に当てはめてみると・・・

さて、多くの皆さんは日常的に修行をするわけではありませんが、これらの考え方を自分の仕事に置き換えてみると何か思い当たることがないでしょうか。

マニュアルも大事ですが、その文字情報に頼りすぎて目の前のお客様に対して柔軟に対応できていないのではないでしょうか?

あなたが後輩の立場なら、先輩や上司の仕事のやり方を「見て」自分のものにしようとしているでしょうか?

逆に先輩の立場なら、後輩に対して言葉で指導するだけで満足し、自ら仕事を「見せる」ということを実践していないのではないでしょうか?

日本人なら十分理解できるはず!

禅は宗教ではありますが、その思想は日本人なら理解しやすいことだと思います。良心や道徳規範に沿って行動すればいいだけですからね。

どうでしょうか?気になってきたなら、あなたもちょっと坐禅を組んでみませんか?

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