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優秀な人は1度に沢山の仕事はしない!1つの仕事への集中のススメ

仕事が出来る人は、1度に沢山の仕事をしません。限られた時間でやるべき事を増やさない方が中途半端にならないからです。効果が薄い仕事は捨てる事も視野に入れましょう。

仕事に対して集中と言うと、皆さんはどんな事を想像されますでしょうか?ひょっとしたら、「雑談をやめて、一生懸命仕事をする」とか「一心不乱にその仕事を頑張る」という様な、作業に対する集中力の事を思われるかも知れません。しかし、仕事に対しての集中という意味で大事な事は、ひとつの仕事に集中するという事です。

ひとつの仕事に集中するとは?

多忙なビジネスマンは、ひとりひとりが沢山の仕事を抱えています。そんな中で、器用な人ほど同時にいくつもの仕事を同時進行でされている方も多いでしょう。

逆に、自分は不器用だからと、同時進行では無く、ひとつひとつの仕事を順番に片付けて行く方もいらっしゃいます。その人の考え方や仕事のスタイルによって、様々なやり方があると思います。では、どちらのやり方がより効果的なのでしょうか?

実は、沢山の仕事を同時進行するよりも、一つ一つ片付けて行く方が効果的なのです。一日の中で複数の事を同時進行しようとすると、どれもが中途半端に終わってしまったり、仕事が効率的に回り始めた時に他の仕事に移らなくてはならなくなったりします。

つまり、仕事を変えるたびに初速度がゼロになってしまうのです。ですから、仕事をする上ではひとつの仕事に集中をして、その仕事が終わり次第次の仕事に移るという順番が効果的なのです。

実は、これは脳の構造にもよります。脳は仕事や作業をする時に形成される器官があります。仕事をやろうとその器官をセットして行くのですが、これが、他の仕事や作業が入ってしまうと、一旦リセットしてしまうのです。そしてもう一度作り直しになってしまいます。

ですので、よく仕事中にメールが来たから直ぐに返信する方がいらっしゃいますが、あれは本当は非効率なんです。確かに直ぐに返信したい気持ちは分かりますが、ビジネスマナーとしては24時間以内の返信で問題ありませんし、プライベートのメールであればそもそも仕事中に返信してはいけません。

仕事に集中している間にメールが来たら取り敢えずは放っておき、メールを返信する時間を作って、まとめてメールを返信して行きましょう。そういう意味では、本来電話を受ける事も一旦リセット状態にしてしまう行為ですから、一気に集中したい仕事がある場合は、なるべく電話がかかってこない時間帯にする方が効率的なのです。

そういう意味では、こちらが相手に電話をかける時には配慮が必要という事です。仕事とはいえ、電話に出てもらうという事は、相手の仕事の手を一旦止めるんだという意識でいておかなくてはなりません。

仕事を捨てる

では、集中してひとつひとつの仕事を行う中で、時間を効率的に、そして仕事を効果的に行うためには、別な角度からの集中が必要です。つまり、効果の薄い仕事は思い切って捨てるという事が大切です。

時間というのは限られていますし、時間を貯蓄したり引き出したりする事は出来ませんので、その時間の中で効率的に仕事を進める必要があります。しかし、どれだけ仕事をひとつずつ片付け、その手法も効率的に行ったとしても、それ以上の仕事が入ってきた場合はキャパオーバーになってしまいます。

その時は効果の薄い仕事は思い切って捨ててしまいましょう。仕事を捨てるという勇気も時には大切です。そして、優先順位をつけて仕事をやる必要があります。

この事に対しても、最初から優先順位をつけてはいけません。最初から優先順位をつけてしまうと、捨てるべき仕事も一応はやるという前提になってしまいます。先ずは仕事を捨ててから、その後で優先順位をつけるという順番が正しい順番なのです。

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