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ビジネスパーソンにこそ知ってほしい、仕事で差がつく読書の効果は?

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2014.10.04

世の中は出版不況ですが……

出版不況が嘆かれて久しいですよね。要するに現代はなかなか本が売れないという。当然と言えば当然のような気もします。一冊の本を読破するには相応の時間が必要ですし、図書館に行けばタダで本を借りられますから。

それから、これは蛇足になりますが、不況になげいているのはなにも出版業界だけではないのですよ。音楽産業も映画業界もアニメ産業も、サブカルチャーに類するものはすべて不況です。これだけ多くのコンテンツが世にあふれ、一つきりの物やサービスに人々が夢中になるということがなくなったためです。

ビジネス書の効用

ただし、本を読む意味がないというはずがありません。読書の効用はもちろんあります。実は、現在のところ最も芳しい売り上げを記録しているのはビジネス書なのです。新書は手軽に読めるという点が売りですが、その中でも、働くビジネスパーソンをターゲットに自己啓発や仕事のテクニックなどを紹介しているビジネス書は人気があります。

私もビジネスパーソンのはしくれなので、ビジネス書はたくさん読みます。ただしほとんど自分で買うことはせず、図書館で借りています。怒られるかもしれませんが、最新のもの以外は図書館でだいたい入手可能なのです。

さて、ビジネス書を読むことによってもたらされる効用は、すでに述べた通り自己啓発や仕事のヒントを得るためでしょう。実際、本を読んでいる中で素晴らしいアイディアにめぐり会えたということはよくあります。私自身も経験があります。基本的に、何かしらのアイディアは自分の考えだけを単体にして閃くということがめったにないのです。たいてい、考えと考え、つまり過去に誰かが発想したことを二つ以上組み合わせることによって生まれるものだと私は信じています。

そのためのエネルギーをくれるのがビジネス書です。読書が苦手だという人も、少しずつでも良いので朝夕の通勤時間などを利用して読むべきですよ。読書から得られた効用は、すぐに実感できるものではありません。一冊の本を読んでからその効果が表れるまでには、自分の考えを咀嚼する時間が必要になるわけですから。焦らずに一冊一冊読んでいくと、ふとした時に、「そう言えばこういうトラブルの解決方法は以前、ビジネス書で読んだな」という具合に、気づきを得られるチャンスが増えるわけです。

小説の効用

小説を読むこともたまには必要です。ある意味で荒唐無稽ともいえる物語群から仕事のヒントを得られる場合ももちろんあるでしょうが、それより私が重要視するのは、小説の世界に浸ることで得られる、現実逃避の時間です。

現実逃避という言葉を選べば、反感を持つ人が少なからずいるでしょう。しかしながら、私はこの言葉を決して悪い意味で使うのではありません。現実逃避は、全てのビジネスパーソンにとって必要なものです。毎日の仕事が楽しくて仕方がなく、辛いことなんて何一つないのだということであれば現実逃避は必要ありませんが、実際はそうなっていないのです。どれほど成功している人にとっても、仕事というのはやはり辛くて苦しい側面があるもの。その暗い現実ばかりを直視していると気が滅入るので、現実逃避の手段が必要なのです。

現実逃避という言葉を分かりやすく言い換えるなら、「ストレス解消」という言葉が最適なはずです。当然、ストレス解消の手段は人それぞれですが、私はプロ野球観戦と読書が趣味なので、プロ野球のシーズンオフは特に読書の時間を重宝します。これが人によっては映画や音楽の鑑賞に重きを置くという場合もあるでしょう。

ただ、ストレス解消に置いて小説が最も効用を発揮するのは、時間の流れを穏やかにすることだと私は思うのです。一冊の本を読み終えるまでには長い時間がかかりますが、映画や音楽と違って、一方的に情報が流れ去っていくというものではないので、自分が納得できるまで何度も手を止めて、ゆっくり読書を楽しめばいいと思います。そうしているうちに、だんだん心が落ち着いてくるのです。おそらく多くのビジネスパーソンは、やらなければならないことに追われて大変な毎日を送っているはずですが、読書というものは「必ずやらなければならないもの」ではないので、独特のゆったり感が満喫できるわけですね。

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