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【仕事の成果とは?】CCPMで目標作り!

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2014.03.16

CCPM―部門横断型のプロジェクトでお仕事をされた方は、一度でも聞いたことがあるでしょう。お聞きになったことのない方のために、ちょっとだけ触れておきます。

「Critical Chain Project Management」の略で、CCPM。世界に名を知られるエリヤフ・ゴールドラット氏の考案です。

チームで一つの仕事を進めるとき、工程ごとに担当者または担当班で作業を流していくことがありますね。「これはここまで済んだから、この後は次の班」と。ここに時間の無駄の落とし穴が潜んでいるというのです。

みんな、ちょっと余計目に見積もってない?

それぞれの班では、自分の手持ちの仕事などとの兼ね合いや、不測の事態に備えていわゆる「時間の遊び」を取ろうとするはずです。

人間、そういうものですよね。途中でトラブルに見舞われたらどうしようとか、他の案件で顧客からの呼び出しを食ったらどうしようとか…。それが普通です。

ここでは、全体の時間、つまり締め切りや納品日までの期間は変更しません。各班は、思い切って本当に必要な時間だけを申請します。こうすると、プロジェクト全体の時間の”お尻”に空白の時間が出てくるはずなのです。

これを各班だけでなく、全体で見守り続けます。専用のソフトもあるようですが、ホワイトボードでも充分です。各班が仕事に進捗を記入していくと、ちょっとずつその全体の空白時間が短くなるでしょう。

それは、今現在の担当班が困っている証拠。全体での進捗が見えてくると、他の班の経験者が「おい、手伝うぞ」と言いやすいのです。これは、班ごとでの管理ではなかなか出てこない交流なのではないでしょうか。

プロジェクト期間の短縮だけではない

他の班からの声がかかったら、是非お手伝いを頼みましょう。再度班ごとの作業の見直しがあるかもしれませんし、経験者が手伝ってくれることがあれば、”仕事のカン所”や”実務上の秘訣”の継承が見込まれます。

このとき、現在の担当班を責めない、ということが大事。仕事は関わる全員で行っているものですから。先輩から仕事を教わるというのは、なかなか広くは行われないものです。

同じ課、同じ係でなくては伝わらないもの。これを社内で広く行えるのも、このCCPMという手法のよいところです。

ちゃんと、ご褒美も

このCCPMは、単に納期までの時間を短くすることだけを目標にはしません。「この仕事を通して何を実現するのか」「達成できたら何をするのか」という、本来の目的を設定します。

「この仕事を通して何を実現するのか」というポイントでは、とても大きな目標を掲げてもかまいません。「このシステムで世の中を変えてみせる」でもいいでしょうし、「この製品で世のサラリーマンの気持をリッチにする」なんて言うのもいいでしょう。

ここは、いわゆる”精神的なより所”です。これでモチベーションアップです。また、「達成できたら何をするのか」というポイントでは、この仕事で納期までの日数短縮や思ったとおりの成果が出せたときに、プロジェクトメンバーで何を分かち合うかを決めます。

例えば「社長、納期まで遥かに日数が落ちましたよね。だから、みんなで飲み会行きましょう」や、「納得できる仕事がきちんと納期に間に合いました。だから、ちょっとだけお小遣いください」など。

クライアントさんに納得の仕事を納期までに(もしくはその前に)成果として出せたら、会社の代表者としては鼻も高いでしょう。もしかしたら、本当にはずんでくれるかもしれませんね。

建設業界でも、導入する企業が増えてきており、実際に工期3割短縮を実現した会社もあるようです。

伝聞ではありますが、「社長、この仕事をうまくやれたら、社員旅行に行きましょう」と約束してもらい、その夢をかなえた会社もあるとか。もちろん、工事後のキモである検査も、完璧にパスしたそうです。

子どものお小遣い帳や、夏休みの宿題に似ている

単純な話なのです。子どもの頃、お小遣いをもらったら、「お小遣い帳にちゃんとつけなさい」と言われなかったでしょうか。月の初めは気前良く使っていたけれど、月末にはすっかり消費もしぼんでしまっていましたよね。

または、夏休みの宿題は、後ろに行けば行くほど忙しくなったはずです。人間、「時間」も「コスト」も、切羽詰らなければ切り詰めないという事なんですね。

この”ヒトのサガ”を踏まえたうえで、でっかい夢(仕事の意義)の再確認や、ご褒美を自ら設定しモチベーションのアップ―そして、技術継承をも現実味あるものとするこのCCPM、本も、フリーソフトもありますので、是非触れてみてください。

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