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部下がたて付いてきた時の上司のとるべき対応方法

血気盛んな若い部下の中には、真剣さとその若さのためにヒートアップして来る場合があります。もちろんたじろぐ必要はありませんが、火に油を注ぐ必要もありません。上手くコントロールして信頼関係を深めましょう。

年齢が若く、経験も少ない部下によっては、自分の思いが強く、その気持ちのコントロール術を知らなくてヒートアップしてくる時があります。そんな時にうろたえてしまってはなめられますし、逆に真に受けてぶつかってしまっては感情的になってしまうだけになってしまいます。

先ずは冷静になって、部下の言い分を吸い出してあげましょう。部下を育てる事も上司の仕事。こういう時は部下にとって成長のチャンスなので、しっかりケアをしてあげましょう。

先ずは言い分を吸い出す

感情的な相手に対して、そのまま感情でぶつかったり、論理的に説明をしても無駄です。相手は感情的になっている訳ですから、その論理が正しかろうが間違いだろうが関係がありません。また、人によってはヒートアップしてしまった事に引っ込みがつかなくなって、防衛機制という自己防衛の心理が働く場合もあります。

ですので、先ずは冷静になって、部下が感情的になっている理由を洗いざらい吸い出してあげましょう。きっと、感情的になっている問題点以外の事も、ついでに出てくるかと思います。怒っている人の特徴で、「それはこの話と関係ないよね」っていうような事柄も一緒に主張する事が多いので、日常的に思っている不満を引き出す事が出来ます。

怒りが収まってから諭す

部下の感情を洗いざらい吐き出させてからは、諭すようなトーンでロジカルに話をしましょう。ここでまたヒートアップするような事があれば、また我慢強く聞いてあげて下さい。そして気持ちが収まったら、また諭すようなトーンで話をしましょう。

考えさせる

最後は、解決法を部下と一緒に考えているような雰囲気を見せながら、部下に問題解決の提案をさせましょう。会話の中でいくつかの選択肢が出るように誘導をし、自分で考えさせます。

すると、ただ単に感情的だったという部下と、ちゃんとした根拠があって怒っていたという二つのパターンのどちらだったのかに気付く事が出来ます。ただ怒っているだけの人には建設的な解決策が見つからないからです。そんな風に考えさせながら、建設的な話し合いをしましょう。

最後に感情的になる事への指摘をする

最後に仕事と感情を一緒にしないように注意をしておきましょう。今回の話し合いの中で、感情論になっている所がいかに時間の無駄であったかを提示してあげましょう。その上で、建設的な話し合いにこそ、成果がついてくるという事を諭しましょう。このようなプロセスで、部下に様々な気付きを与える事がとても重要です。

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