> 仕事 > 部下の力を引き出し育てる効率的教育メソッドは、「選択権を与える」こと

部下の力を引き出し育てる効率的教育メソッドは、「選択権を与える」こと

このエントリーをはてなブックマークに追加
2014.02.15

部下をお持ちの上司の皆さんは、一再ならずとも部下の指導方針や育成方法にお悩みになったことがあるのではないでしょうか? 既に大人として成人しており、しかしまだスキルの未熟な新人や部下を指導するというのは、非常に大変なことです。

子供の教育をするのでも教員免許がいるくらいなのですから、教育や指導のスペシャリストでもない一般的なビジネスマンである上司の皆さんにとっては、頭の痛い問題ですよね。

多くの部下は、部署替えしたり昇進したりしながら同じ会社で働いていくことになります。自分が育てた部下が成功すれば多少は自分の評価にも繋がりますが、自分の育てた部下が失敗をすると自分にも影響が出てくる場合もある訳です。

そんなこんなで日々どうやって部下を教育しようか考えていらっしゃることだろうと思いますが、ここでは部下の力を引き出し育てる効率の良い教育メソッドとして、「部下に選択権を与える」という方法をご提案させていただきます。

日本の上司は、とっても大変

日本において、上司というのは部下のマネジメントだけをしていれば良いという立場ではありません。多くの会社では「プレイングマネージャー」、つまり部下たちと同じように自分の仕事をしながら、部下の教育や監督も行わなければならないのです。

その大変さというのは推して知るべしというものですよね。だからこそ部下の教育というものは、出来れば自分の仕事に支障が出ないように、簡単で単純なもの、それも部下が育ってくれて自分の業務が楽になるようなものが求められている訳です。

ただ、慣れていないと毎日の仕事に追われて自分の仕事だけに集中して部下の教育から手を抜いてしまったり、はたまた面倒だからと部下に自分のやり方やメソッドを画一的に叩き込み、それを徹底させたりする訳です。

確かにそうしてしまいたくなる気持ちも分かるのですが、実はもっと簡単に、しかも部下自身の力で成長してくれるように教育出来る方法があるのです。それを述べるために、まずは他の教育メソッドの良くない部分に注目してみましょう。

マニュアル指導型教育の欠点

職場にあるマニュアルにしたがって、というものでもありますが、部下の教育や指導に時間を割いていられないため、自分が培ってきたやり方や、これまでに引き継いできたやり方を部下に踏襲させ、全員にマニュアル的な教育を施す方法です。

義務教育と同じようなもので、この教育方法を使っているとある程度まではどんな社員でも同じように仕事が出来るようになります。

しかし、ビジネスというのはいつでも同じことばかりが起こる世界ではありませんので、イレギュラーな事態が起こってしまったり、上司であるあなたが不在になると、途端に業務が滞ってしまう危険性を秘めているのです。

それだけでなく、従来の体制に部下が不満を持っている場合、それを解消することが実質出来ないという問題もあります。体制を変えるということは、マニュアル以外の教育方法や仕事のやり方を上司であるあなたが行わなければならないということだからです。

その結果どうしても部下に「指示」するというよりも「命令」することになってしまいます。命令されて喜んで仕事をする人というのはなかなかいませんので、確かにある程度までは仕事が出来るようになるものの、自分で仕事を生み出したり見つけたり、効率化する能力が育たないのです。

そうなると、いつまで経ってもどんな部下が入ってきても、あなたの仕事は減ることがありません。なぜならば、あなたと同じように自分で考えて仕事をする人材をマニュアル教育で育てるのは困難だからです。

いつも同じ仕事をするということは、上司であるあなたも日々の仕事の忙殺され、新しいことに挑戦出来ないということでもあるのです。

部下に選択権を与えてみよう

ではどうすれば楽に部下が育ってくれるのでしょうか?

一番良いのは、上司であるあなたが指示をしなくても、部下が自分の能力で適切な仕事を見つけたり動かしてくれることですよね。

そのために、部下に指示を出したり仕事を振ったりする時は、あえてガチガチに固めた指示ではなく部下自身に裁量権を与えてしまいましょう。

同じような仕事の指示であっても、そこに部下自身の意思で好きなやり方を選ぶというワンクッションがあるだけでやる気や責任感というものは大きく変わってくるのです。

多少なりとも自分で選ばせることで、部下は自分が選んだ仕事だからがんばろうと思えますし、仕事の選択権や裁量を与えてくれたあなたの下で働きやすいと感じます。

仕事の内容を部下に選択させるようにしていると、そのうち部下は、どうすれば効率良く働くことが出来るのか、どんな仕事が効果的なのかを考えるようになります。

上司から任せられる、自分で選ぶという選択と責任感、満足感の積み重ねこそが部下の能力を引き出すのです。

そしてそれは、上司のあなたが大雑把な指示をするだけで良いということでもあるので、楽なのです。

スポンサードリンク
スポンサードリンク
このエントリーをはてなブックマークに追加