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ブラック企業は本当に悪いのか?「レッテル」に負けない仕事選び

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2014.03.18

日本は長らく、実際には新卒至上主義を取っています。終身雇用制があった時の名残で、大学や専門学校、短大を卒業してすぐの学生を雇用するのが一番だという慣習があるのです。

そんな日本の慣習とは違い、現実問題では雇用のミスマッチやブラック企業が世間の目にさらされるようになったこともあり、就職難と就職希望者の自殺者数は毎年変わらずという厳しい状況です。

高度に発達した情報社会である現代日本では、学生達は自分の働きたい場所を見つけることが出来なくなりつつあります。

今回は本当に自分が働きたいところを選ぶために必要なことは何なのか、ブラック企業というレッテルに紛らわされない仕事の選び方をお伝えさせて頂きます。

ブラック企業とは何か

ブラック企業という言葉、既に広く社会的認知を受けている言葉の一つです。日常的な長時間労働を求められる会社、残業代などを支払わず、労働の対価をきちんと払わない会社、上司が部下を理不尽な理由で怒鳴り散らしたりする会社、というイメージが広まっています。

実際これまでは表に出ていなかっただけで、そうした体質の企業はたくさんありました。ブラック企業が認知され、学生が就職活動を失敗したくないとブラック企業の情報に踊らされるようになってしまったのは、情報インフラが発達したからです。

今や一人に一台携帯は当たり前、それどころかパソコンを持っていないという人の方が少ない時代です。リアルタイムにそして永続的に情報が共有されるようになったお陰で便利なことは増えましたが、ブラック企業の情報もまたやり取りされるようになったのです。

学生や転職者が怯えるブラック企業の影

学生たちや転職を考えている人達が、劣悪な職場環境で働きたくないと思ってブラック企業を避けようと考えるのはある意味当然のことです。

ただ、ネットや雑誌で大々的に取り扱われるブラック企業の情報というのは、全てが正しいものではなく、また全てが同じ基準で判断されている訳でもないのです。

ブラック企業という言葉はもはやひとり歩きしています。正確な定義というものは人によってあやふやで、賃金の不払いや入社前の雇用契約と著しく異なる労働実態などを除けば、ほとんど意見を言っている人の主観に過ぎないのです。

主観ですので、当然私情というものが入っています。人によってその会社をブラックと認定する基準は違うことが問題なのです。

他人よりも打たれ強いので体育会系の会社が居心地が良いという人がいる一方、そういった体育会系の人間関係や上司部下の関係にどうしても馴染めないという人もいます。

同じように仕事量が多く残業もまた多い会社のことを、一人は「どんどん仕事を経験出来て楽しいし、残業があるから給料も良い」と言い、一人は「残業ばかりで最悪だ。ブラック企業だ」と言ってしまうことがあるのです。

前者からすれば働きやすい会社でも、後者の人からすればブラック企業になってしまいます。ネットなどの中ではこの後者の意見の方がピックアップされてしまうのです。

ブラック企業という名前、レッテルによって事前に良くない会社を避けることが出来る可能性が高まったのも確かなのですが、同時にこうした実態の分からないブラック企業というレッテル貼りによって企業側も就職を希望する学生達や転職者も苦しむようになってしまったのです。

実際には働いてみるまで、そして自分がどんな人間なのかを把握するまでその会社が自分にとってブラック企業なのか、ということが判別出来なくなってしまっています。

その結果志望していた会社なのにブラックだという話を聞いたから良く調べもせず選考を辞退したり、そもそも就職希望先の一つに入れなくなってしまうのです。

ただでさえ就職難と言われている中で自分の方から進んで選択肢を狭めているという訳です。企業としても一度ブラックの烙印を押されると就職希望者が激減してしまうこともあります。その内容が実際にはいわれのない中傷に過ぎなくても、現実に効果は出てしまうのです。

情報に惑わされず、自分の中だけで完結する

もしも自分が本当にやってみたい仕事、働いてみたい会社がどこかでブラックだと言われていたら皆さんはどうされますか?

自分の人生は自分しか責任を取ることが出来ません。会ったこともない、本当かどうか分からない不確定な情報に踊らされても不利益を被るのは自分なのです。

だからこそ就職先、仕事選びというのは誰でもない自分自身の意見によって決めなければなりません。就職や転職に失敗するのが怖いという気持ちは仕方のないことですが、生きていれば将来は常に不確定で不安なものばかりです。

他人の意見に流されて決めた結果では後悔が残ってしまいます。どんな経験でも将来別のところで役に立つということもあります。ブラック企業だという単なるレッテル貼りに負けないよう、自分の目と意思で会社を選ぶのが大切なのです。

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